信用情報とは

信用情報とはクレジットカードや各種ローン、また携帯電話の分割払いなどを利用したことがある人であれば、自分のそういったものの利用履歴があり、金融機関などが申し込み時に参照することができるというものです。この信用情報を元にしてカードローンはその申し込み者が信用できるか、融資したお金が戻ってくるのかという判断材料にするのです。

カードローンの審査では、申し込み時に自分で記載した内容以外で、カードローンの方で独自に調査をしているのがこの信用情報ですが、これは特にカードローン側で信用情報のことに関してアナウンスや説明があるわけではないので、普通の申し込みから利用までの間でその存在を認識することはまずありませんし、そういった情報が存在することすら知らないという人も実際多いのです。こうした信用情報機関の存在は欧米からのものですが、アジアでは日本が先進国といえるでしょう。金融機関の背景にこうした機関が存在することで、スピーディーな審査により即日融資などが実現しているとも言えるでしょう。利用者にとってのメリットも無きにしもあらずというわけです。

信用機関の仕組みを理解するということは、過去の借入れ時に延滞などの問題があり、今回の審査で落ちる可能性が考えられる場合などにおいてそれを理解しているのとしていないのでは大きな違いになるでしょう。それによって申し込みのタイミングなどを考えたりの対策を講じる事ができるからです。

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信用情報は3つの機関で管理されている

現在日本国内では3つの信用情報機関で信用情報を管理しています。概ね共通した役割をしていますが、それぞれに特色があります。

全国銀行個人信用情報センター

https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/
全国銀行個人信用情報センター(略称:KSC)は全国銀行協会による運営の信用情報機関です。主な会員としては銀行、政府関係金融機関、信用金庫、信用組合、消費者金融、銀行系クレジットカードの会社などです。保有している情報は銀行系のクレジットカードや住宅ローンなど各種融資になります。

主な登録されている情報とその保有期間は以下になります。いずれも氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先も併せて登録されています。

・取引情報(完済から5年):基本的な利用状況(契約日、支払い状況など)、事故暦(延滞、異動など)。
・紹介記録情報(本人1年、会員6ヶ月):本人や会員が信用情報の照会を行った場合履歴として残るというものです。
・官報情報(10年):破産や民事再生手続などの履歴。

株式会社シー・アイ・シー (CREDIT INFORMATION CENTER CORP.)

http://www.cic.co.jp/
株式会社シー・アイ・シー(略称:CIC)は、主な会員としてクレジットカード会社、信販会社が基本で、銀行や消費者金融、携帯電話会社も会員です。各種クレジットやローンなどの記録が5億件以上と膨大な量の保有量が特徴です。

主な登録されている情報とその保有期間は以下になります。

・取引情報(契約期間中および取引終了後5年間):基本的な利用状況(契約日、支払い状況など)、事故暦(延滞、異動など)。個人情報として氏名、生年月日、性別、郵便番号、住所、電話番号、勤務先名、勤務先電話番号、公的資料番号等。
・照会記録情報(会員6ヶ月):会員が信用情報の照会を行った場合の履歴。

株式会社日本信用情報機構

http://www.jicc.co.jp/
株式会社日本信用情報機構(略称:JICC)は、消費者金融が主な会員ですが、信販会社や銀行なども会員です。上記2社よりもその情報の更新のスピードが速く、ほぼリアルタイムに反映されるというのが特徴です。同時に複数のカードローンの申し込みが審査に悪影響があるのはJICCのスピードたるゆえんといえるでしょう。

主な登録されている情報とその保有期間は以下になります。いずれも氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先、勤務先電話番号、運転免許証等の記号番号なども併せて登録されています。

・取引情報(完済から5年):基本的な利用状況(契約日、支払い状況など)、事故暦(延滞、異動など)
・官報情報(5年):破産や債権回収などの履歴。
・本人の申告(5年):本人確認書類の紛失や盗難の情報の申告したという事実の記録。

CRIN

さて、上記のように信用情報機関は3つあるので、3つすべての会員にならない限り、すべての個人情報を把握することができません。そこで、3つの情報機関の情報をCRIN(クリン)というもので、3つの信用情報の一部を一定期間共有するのです。CRINで共有する情報は延滞や破産申請など重大な問題に関してや、身分証を紛失した場合などの個人の申告内容になります。例えば、免許証をなくしたときなどCRINで情報を共有してくれるので、他人の悪用などを防げるといった個人レベルでのメリットもあるというわけです。

CRINでは上記にあるように長期的な延滞など「ブラック」というレベルのことに関しての情報の共有であり、3つの信用情報機関がそれぞれ所有しているような詳細な内容は共有していません。また、破産などの共有される情報でもJICCと同様に情報の保有期間は免責から5年間になります。

実際に信用情報を自分で確認する

さて、実際に審査に大きな影響を及ぼす信用情報ですが、過去に延滞などをしたという人が新たにカードローンを作ろうと思った場合など、自分の情報がどのように記録されているか、もしくはもうすでに抹消されているかというのは気になるところです。申し込み回数が増えること自体が審査に悪影響を及ぼすことになるので、一回の申し込みで決めるという意味でも信用情報の照会は意味があるかもしれません。さらに上記にて情報の保有期間が5年や10年と書きましたが、厳密に何月の何日にその記録が消えるといった正確なところまではわからないので、はっきりさせるには自分で確認してみるのが最善かもしれません。

また、何の心当たりも無いのに審査に通らないという場合、間違った情報が登録されているという可能性もゼロではありません。信用情報機関では「事実と異なる情報」が登録されていた場合に関しては申し出れば削除や訂正に応じてくれますので、一応確認してみるというものひとつの方法かもしれません。

各信用情報機関では個人向けに情報の開示を行っています。基本的にはそのホームページに行って詳細を確認するのが良いでしょう。下記にその概要のみを記載します。尚、上記で説明したように信用情報の照会自体が記録として残りますが、そのことが審査の判断で影響を及ぼすということは無いので心配は要りません。

・全国銀行個人信用情報センター:郵送にて申し込み。利用料金 1000円。
・株式会社シー・アイ・シー:パソコンや携帯から、郵送での申し込み。利用料金 1000円。窓口で申し込み 利用料金 500円。
・株式会社日本信用情報機構:パソコンや携帯から、郵送での申し込み。利用料金 1000円。窓口で申し込み 利用料金 500円。

信用情報まとめ

上記のように信用情報機関は3つあり、KSCなら主に銀行が会員、CICはクレジットカード会社、JICCは消費者金融系といったように、ある程度それぞれの業態で加盟している機関が分かれています。しかし、ひとつの金融機関がひとつの信用情報機関に加盟しているとは限らないので、この特色をうまく利用して申し込みをしようと思っても実際にうまくいく可能性は低いでしょう。事故暦があるのなら期間を空けたり、記録として記載されている悪い内容ができるだけ無くなるような状態にしてから申し込むなどの工夫が必要といえるでしょう。また、カードローンを利用する場合は、借りすぎで返済などが滞れば5年などの長期にわたって記録として残るといった将来的にも影響があるということを常に頭に入れておく必要があるということなのです。

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