カードローン7

カードローンもいろいろ種類がありますが、申し込み時に審査をせずに利用できるカードローンはありません。

各カードローンで金利の高さや利用限度額など条件の違いもありますが、審査が厳しい、甘いといった違いもあります。

せっかく条件の良いカードローンを見つけたとしても、審査に通過しなければ利用できません。

今回はカードローンの審査とは何か。基本的な部分の説明をしたいと思います。

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申し込み時に何を審査されるのか

①申し込み内容(属性)
②信用情報
③在籍確認

①申し込み内容(属性)

カードローンでは主に以下のようなことを申し込み時に申告します。

・年齢
・職業
・年収
・収入形態(固定給か歩合か)
・勤続年数
・健康保険証の種類
・住居形態(持ち家か賃貸か)
・居住年数
・家族構成
・他社借り入れ状況
・固定電話の有無

上記のような内容は「属性」と言われ、返済能力が判断されます。それぞれの属性でどういったことが審査で有利になるか、または不利になるかをみていきましょう。

年齢

カードローンの申し込み条件は20歳~65歳前後となっている場合が多いです。お金に対する責任感があるということから年齢が高いほうが有利といわれています。

しかし、若い方が再就職の点で有利だったり、実際に消費者金融などの利用者は20代から30代が多いということもあり、一概にはいえません。

その他の状況と併せての評価になると考えられますが、60歳以上になると若干厳しい傾向になります。

(参照:何歳から借りれる?審査にかかわる年齢制限

職業

①公務員、医師・弁護士
②大企業の正社員
③中小企業の正社員
④派遣社員、自営業、専業主婦、年金受給者
⑤パート・アルバイト
⑥無職

上記の順番で有利になると考えられます。

基本的に職業の評価の高さは「安定性」です。勤務先が倒産する可能性、申し込み者が仕事を継続する可能性などを踏まえたうえで上記の順番になります。

申し込み条件としてはパートやアルバイトもOKとしているカードローンがほとんどですが、実際に融資するかは他の申告内容で高い評価が得られるかどうかでしょう。

(参照:アルバイト・派遣社員・フリーターでも借りれる?

年収

カードローンにもよりますが、年収200万円が可否を分けるラインといわれています。もちろん年収は高額なほど評価も高くはなりますし、実際に融資できる金額にも大きく影響する部分です。

勤続年数や職種、その他のことも審査対象になるので、高年収なら絶対審査に通るとも限りません。逆に年収が低ければ利用できないとも言えません。

ちなみにカードローンの申し込み時には収入証明書が必ず必要とは限りません。あまでも申告になるので少しくらいサバ読みしても確認が取れないのでバレないかもしれません。しかし、勤続年数や会社の規模などである程度は推定できますので、嘘はつかないほうが無難です。

収入証明書が必要になるケース

■消費者金融系カードローン
・利用限度額が50万円を超える契約になる場合
・他社借入れ額と今回の利用限度額合わせて100万円以上になる場合

■銀行系カードローン
・各銀行の条件に基づく
例)
三菱東京UFJ銀行バンクイック:100万円超の利用限度額を希望する場合
みずほ銀行カードローン:200万円超の利用限度額で契約する場合
楽天銀行スーパーローン:300万円超の利用限度額で契約する場合

(参照:収入と借り入れの関係

収入形態(固定給か歩合か)

歩合制の給料というのは固定給よりも大きな収入を得るチャンスはあるといえますが、安定性という意味では評価は低くなります。カードローンの審査では年収的に低くても固定給の方が評価は高くなると考えていいでしょう。

勤続年数

勤務年数は単純に長いほうが評価は高いでしょう。審査でNGになる可能性が高いのは6ヶ月未満の場合ですが、できれば1年以上は欲しいところです。

しかし例えば、「アルバイトで勤続6ヶ月」と「正社員で勤続6ヶ月」では意味が違ってきます。他の情報との兼ね合いで評価は違ってくるでしょう。

(参照:転職直後のキャッシングは不利?審査に通りやすいタイミングとは

健康保険証の種類

①共済保険(公務員)
②組合保険(大企業)
③社会保険(中小企業)
④国民健康保険(自営業やアルバイト)

上記の順に評価が高いと考えられます。

健康保険証の種類を問われるのは、申告内容の真偽を確認していると考えることができます。あくまでも申告するだけで、本人確認書として利用しないのであれば提示する必要はありません。

住居形態(持ち家か賃貸か)

持ち家の場合、資産を保有している状態なので、貸す側としてはより安心します。例えば、自己破産する場合は資産は没収されます。

賃貸の場合、毎月の家賃の負担が大きいということがマイナスポイントになりえますが、長期的に同じ賃貸物件に住んでいるといるということであれば「支払いに対する責任感」が評価される可能性もあります。

社宅の場合は自己負担が少ないということと、長期的に勤務しそうということでプラスの評価になるでしょう。

居住年数

居住年数は長ければ長いほど評価は高くなると考えられます。

仕事や居住が頻繁に変わるというのは将来的にも安定しないと判断される可能性があります。

家族構成

既婚か独身か、同居者の人数、子供の有無なども申告します。非常にプライベートなことではありますが、以下の順番で有利な評価になる可能性があります。

①独身・家族同居
②既婚・家族同居・子供なし
③既婚・家族同居・子供あり、既婚・別居家族なし・子供なし
④独身・同居家族なし

家賃負担、子供の養育費、同居人の収入の有無などが返済能力に関連してくるということです。

他社借り入れ状況

後で説明しますが、他社借り入れ状況は信用情報機関で確認が取れるので、ウソの申告をした場合に最もバレやすい部分になります。

数万円程度の違いであれば審査の可否に影響しないかもしれませんが、借入れがあるのに「なし」とすれば、信用できないとされ審査否決になるでしょう。

正直に申告する必要がある箇所ですが、借り入れ件数や額が多いほど審査に落ちる可能性は高くなります。

また、総量規制の影響で、年収の3分の1に近い金額をすでに借りている場合は、消費者金融の場合は貸したくても貸せない状況になります。

(参照:総量規制対象外とは

固定電話の有無

固定電話と携帯電話の両方がある状態がベストです。「毎月の電話料金をきちんと払っている」、「実際に住んでいる」といった証明のようなものです。

しかし、今は固定電話が一家に一台必ずある時代でも無いので、携帯電話だけしかないからといって審査に落ちるということは考えにくいです。

ただし、携帯電話も固定電話も両方無いということであれば、いざという時に連絡が取れないので、カードローンの利用はほぼ無理でしょう。

②信用情報

信用情報とは、各個人のローンやクレジットカードの利用実績データのことです。金融機関は審査の課程でこのデータを信用情報機関で確認し、申し込み者が今まできちんと返済してきたか、今どのくらい借り入れがあるのかといったことを確認します。

申し込み時の申告内容とは別にカードローン側が調査するので、「他社での借り入れはありません」と申告しても、裏ではちゃんと調べられているのでバレてしまいます。

「なんでそんな個人情報を勝手に?!」と思われるかもしれませんが、カードローンなどの申し込み時にはそういったことを「同意」してから申し込んでいるはずなのです。

信用情報に書かれている主な内容

・個人情報(氏名、住所、電話番号、免許証番号、保険証番号)
・職場情報(勤務先住所、電話番号)
・ローンの契約内容
・ローンの利用状況
・ローンの支払い状況
・ローンの申し込み状況
・事故の有無(債務整理、破産、強制解約など)→いわゆる「ブラック」

信用情報には基本的な個人情報、勤務情報のほか、どういったクレジットカードやローンを契約していて、いくら利用し、いくら返済したかといった細かい情報が分かります。また意外なところでは携帯電話端末の分割での支払いもローン利用として記載されています。

申し込み者側として審査をパスするために、この信用情報で押さえたいポイントは以下になります。

信用情報で押さえたいポイント

①ローンの契約内容や支払い情報は、解約または完済から約5年間記録が残る。
②2~3ヶ月の延滞があった場合は、その記録は約5年間残る。
③事故(債務整理、破産、強制解約など)があった場合は約5年間~10年間記録が残る。
④ローンの申し込み状況は約6ヶ月間記録が残る。

一度に複数社のローンを申し込んでしまった場合は、申し込みブラックとなっている可能性があるので、6ヶ月ほど間を空けたほうがベターです。

過去に延滞や事故があった場合は、5年くらいは厳しい状況になるので、極力審査の甘いローンに申し込むなどの対策が考えられます。

逆に、ローンの実績で「それなりに利用があり、延滞などの事故が無い」という良好な状態なら、職業や年収、居住形態などにマイナスポイントがあってもOKとなる可能性があります。

また、ある程度の年齢なのにローンの実績が全くないという状況は「スーパーホワイト」とよばれ、債務整理の可能性などが疑われ、マイナスの要素になります。

スコアリングとは

上記の属性や信用情報などが審査の対象になりますが、こういった多くの情報はコンピューターで点数化されます。それをスコアリングと言います。

もちろん、何が何点といったことは公表されていないので、正確な自分の点数を知ることはできません。しかし上記までをご覧頂ければ、自分が点数が高いか低いかというのはなんとなくお分かりいただけるのではないでしょうか。

点数が高いようでしたら、審査が厳しいといわれる銀行系カードローンにトライする価値はありますし、逆に点数が低いということでしたら、審査が甘めの消費者金融系カードローンに申し込むほうがベターといえます。

(参照:審査を左右する信用情報に記載されている実際の内容とは

③在籍確認

在籍確認は申し込みで申告した勤務先に実際に在籍しているかの確認になります。カードローン担当者が個人名を使って勤務先に電話をするというプロセスで、勤務先の誰かかが電話に出てくれれば基本的にOKです。

しかし最近の企業は社外の連絡はメールが主流という場合もありますし、個人情報保護の観点から、電話での在籍確認もやりにくい状況になってきています。

電話以外の方法で在籍確認をとれる場合もありますが、融通が利かない場合もあります(特に銀行系カードローン)。勤務先が電話の応対が難しい状況なら、あらかじめ申込みの前にカードローンに相談したほうが無難です。

(参照:勤務先に在籍確認の電話ってくる?

カードローンの審査で押さえておきたいポイント3つ

①申し込み者の半分以上は審査で落とされる。
②申し込み回数が増えると「申し込みブラック」になり、審査が不利になる。
③審査は1つのことで決まるわけではなく総合的に判断される。

例えば、「成約率が高い」ということで有名な消費者金融のアコムは申し込み者の約4割以上が契約しているというデータがあります。しかし、逆に言えば申し込み者の約半数近くは審査で落ちていると考えられます。

(参照:成約率が高いおすすめカードローン

銀行系カードローンはそういったデータは公表していないので定かではありませんが、基本的に消費者金融よりは審査が厳しいので、審査に通過できるのは10人中3人、もしくはそれ以下でしょう。

審査落ちしたら別のカードローンに申し込めばいいのですが、おおむね3社以上同じ時期に申し込むと申し込みブラックとなり、それ自体が審査落ちする要因となってしまいます。

(参照:カードローンの審査に落ちる5つのケースとその対処法

つまり、カードローン選びは「条件の良いもの」というより、「審査に通りそうなもの」の中から検討する必要があるのです。

インターネット上にはカードローンの審査に関する情報があふれていますが、審査基準は企業秘密でもありますし、ほとんど推測の域を脱しないのが現実です。

カードローンの審査は「正社員ならOK、フリーターならアウト」といった単純なものではありません。同じ会社で同じ年収で同じ年齢の2人が申込みをして一方が落ちるということは十分考えられます。しかし、なぜ一方が落ちたかという理由は誰にも分からないのです。

どうすれば審査に通過できるかは誰にも断言できませんが、審査内容を知っていれば、どのカードローンに申し込むべきかがだいたい見えてくるのではないでしょうか。

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