最近「ミニマリスト(minimalist)」という言葉を耳にすることが多くなってきました。

とにかく物を「買わない」、「所有しない」というのを積極的に行っている方のことで、日本語で言えば「最小限主義者」です。

ミニマリストの本来の目的は、物への執着を断ち切る「断捨離」的なライフスタイルの実践で、収入が少ない方もいればお金持ちの方もいます。

しかし、もしこのミニマリストのライフスタイルを節約に結びつけることができれば、究極的な節約方法になるかもしれません!

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ミニマリストになれば節約できる?

ミニマリストの方は、一般の方が「所有していて当然」、「無いと困る」といったものを持たずに生活している場合があります。

例えば、今まで使っていた家電などを捨てることで節約に繋がるでしょうか?

冷蔵庫を無くせば節約できる?

冷蔵庫はたとえ一人暮らしでもほとんどの方が持っているものでしょう。

では、冷蔵庫なしで生活した場合のメリットとデメリットについて考えてみましょう。

冷蔵庫なしの生活のメリット
・電気代の節約になる
・部屋のスペースが増える
冷蔵庫なしの生活のデメリット
・保存の利かない食品はすぐに食べる必要がある
・飲み物は常温で飲むしかない
・近くにコンビニやスーパー、レストランが無いと空腹時に困る

「節約」という観点からすると、電気代の節約にはなりますが、そもそも冷蔵庫の電気代はたいした金額ではありません。

むしろ「まとめ買いなどができない」、「自炊がしにくい」、「買い物の回数が増える」といった理由で、食費の節約では逆効果といえそうです。

冷蔵庫なしを節約に結びつけるには

実際に冷蔵庫なしで節約できている方もいます。

それは食事の回数を減らしている方です。

一般的に食事は「朝食」「昼食」「夕食」の3食が基本ですが、全ての人がそうとも限りません。

例えば食事が1日1食の方にとって冷蔵庫はそれほど重要なものではないでしょう。

むしろ冷蔵庫が無い方が食事の回数を減らしやすい=節約できる状態になっているのです。

1日に3食とっている方が冷蔵庫を無くしても、それが節約に結びつく可能性は低いでしょう。

洗濯機を無くせば節約できる?

洗濯機を持たない方も実際います。

洗濯機を使わない代わりにどうするかは、基本的に以下の2パターンに分かれます。
・手洗い
・コインランドリーに行く

手洗いは節約になる?

手洗いで洗濯することで、水道代と電気代の節約に繋がります。

電気は使わないので当たり前ですが、手洗いの場合、洗濯機ほど大量の水を使わずに済むというメリットもあります。

結論としては「節約したい」という方にはおすすめの方法です。

しかし手洗いは、
洗う
すすぐ
脱水する(絞る)
といった一連の作業全てが手作業です。

節約できる代わりに時間、手間、体力が必要になるのは覚悟したほうがよいでしょう。

コインランドリーは節約になる?

コインランドリーの利用なら洗濯機を買う必要はありませんので、その分の費用は浮きます。

では、ランニングコストはどうでしょうか?大まかに計算してみましょう。

洗濯1回あたり 1年(100回)
使用料 水道料金
(150リットル)
電気代
洗濯機 0円 21円 3円 2400円
コインランドリー 300円 0円 0円 30,000円

※洗濯機の水道料金は50リットル+すすぎ2回で合計150リットル(東京都の場合100リットルあたり14円)で21円としました。
※洗濯機の電気代は新しい省エネタイプの洗濯機なら1回あたり2円以内に収まる場合もありますが、標準的な機種ということで3円としました。
洗剤代は洗濯機もコインランドリーも同じなので、省略しました。
コインランドリーの使用料は店舗にもよりますが、平均的な料金の300円としました。
※3日に1回くらい洗濯すれば年間100回になります。
コインランドリーは洗濯機に比べて10倍以上ランニングコストが高いと考えて良いでしょう。

洗濯機をもともと持っておらず、購入費削減の意味でコインランドリーを利用しても、1年以上経てば洗濯機が買えるくらいの差が出てしまうのです。

当然ですが、もともと洗濯機を持っている方がコインランドリーに切り替えても節約にならないどころか出費がかさんでしまうだけです。

エアコンを無くせば節約できる?

エアコンを無くせば電気代の節約になります。

とはいえ、エアコンの代わりに別の冷房器具や暖房器具を利用すればむしろ割高になる可能性もあります。

ミニマリストとしては、全く冷暖房器具を使わない方法を検討すべきでしょうか?

冷房器具を使わずに暑い夏を乗り切るには

エアコン、または他の冷房器具を使わずに暑さを凌ぐには、
・シャワーや濡れたタオルで体を冷やす
・風通しを良くする
・図書館などエアコンが効いていて無料で利用できる施設に行く

…といったところでしょうか。

地域によって暑さも違いますし、最近は熱中症も増えているのであまり無理をすると命に関わります

いきなり「冷房器具無し」にするよりは、まずはエアコンから扇風機に代えるなど、段階的にミニマル化していくのも1つの方法です。

エアコンの消費電力は概ね400W~800W、扇風機は40W程度です。

エアコンの代わりに扇風機を使えば電力を10分の1以下に抑えられるので、節約の意味でも十分でしょう。

暖房器具を使わずに寒い冬を乗り切るには

エアコン、または他の暖房器具を使わずに寒さを凌ぐには、
・できるだけ厚着をする
・鍛えて寒さに強い体を作る
・生姜や塩分など体を温める食材を多めに摂る

寒さも地域によって全然違います。

北海道のミニマリストと沖縄のミニマリストでは生活スタイルが違って当然でしょう。

寒さに耐えきれず体調を崩してしまっては、仕事に支障が出たり、医療費がかかったりなど、節約の意味でもマイナスです。

冷房と暖房に関しては無理してミニマル化するのは危険です。慎重に検討すべきでしょう。

スマホを無くせば節約できる?

ミニマリストがスマホを持つべきか否か

物を持たない代わりに
「情報収集やコミュニケーションツールであるスマホだけは確保したい」
と考える方もいれば、
「情報やコミュニケーションは不要だからスマホも要らない」と考える方もいます。

しかしスマホが要らないという方でも最低限の連絡手段は確保する必要はあるでしょう。

そう考えると、スマホからガラケーに乗り換えるのが現実的なミニマル化といえそうです。

スマホからガラケーに乗り換えで節約になる?

スマホを利用している方がガラケーに乗り換えるとどのくらい節約できるでしょうか?

以下はドコモのガラケーの料金プラン一例です。

・バリュープラン(タイプSSバリュー):1,864円(無料通話1,000円込み)
・バリュープラン(タイプシンプルバリュー):743円(ファミ割MAX50またはひとりでも割50適用時、無料通話なし)
(参照: NTTドコモ

スマホの月額料金はだいたい7,000円~1万円程度になるケースが多いですが、ガラケーに変更するだけでかなり料金を下げることができます。

便利さは半減するかもしれませんが、ミニマル化して節約するという意味ではかなり有効です。

どうしても「スマホを捨てられない」なら

どうしてもスマホを確保したい。なおかつそれなりにミニマル化したいのであれば、まずは格安SIM(格安スマホ)を検討すべきでしょう。

そしてできればなるべく安い格安SIMの会社を選び、その中でも安いプランにすることです。

月額料金の安い格安SIMは?

大手3大キャリアより安いと言われる格安SIMですが、その料金は各社でバラバラです。

とにかく月額料金が安い格安SIMということならソニーネットワークコミュニケーションズの「0 SIM(ゼロシム)」がおすすめです。

データ通信量 データ専用プラン データ+SMSプラン データ+音声プラン
0~499MB 0円 150円 700円
500~599MB 100円 250円 800円
600~699MB 200円 350円 900円
700~799MB 300円 450円 1,000円
2,048MB~ 1,600円 1,750円 2,300円

(参照:ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社

ご覧のように、「データ専用プラン」で499MBまでの利用であれば、通信料は0円で、そのほか基本料金などもありません。

つまり、タダということです。

利用はWi-Fiでの利用に限定し、通話はアプリを駆使するという方法で、月々のスマホ代ゼロ円が可能になるのです。

まさにミニマリストのための格安SIMと言っても過言ではありません!

ただし「データ専用プラン」と「データ+SMSプラン」の場合、3ヶ月間データ通信利用がないと自動解約になってしまう規約があるので、ある程度はデータ通信を行う必要があります。

ライフスタイルをミニマルにして節約生活!

物を減らすことで電気代や通信費などの固定費も減るという話をしてきましたが、お金は日々の生活の中でも消費していくものです。

ライフスタイル全体的にミニマル化することで本当のミニマリストと言えますし、日々の変動費をもっと節約できる可能性も出てきます。

交際費をミニマルに

人は物ではないので、断捨離とはいえ冷蔵庫や洗濯機のように切り捨てるのはちょっと違うような気もします。

また、人間関係は今後の自分の財産になる可能性もあるので、関係をキープしながらできるだけ無駄なお金や時間を使わないようにする工夫が必要かもしれません。

飲みニュケーションも必要最小限にできる?

会社の同僚とお酒を飲んだりするのは、仕事をする上で重要な意味を持つ場合も多いです。

しかし、一晩で1~2軒目ならまだしも3軒目、4軒目となってくると、酔いが回り惰性で飲んでいるだけになり、有意義な時間を過ごしているとは言い難くなってきます。

そうやって毎日何軒も付き合えば「付き合いが良い!」と評価されるかもしれませんが、今後また無駄な誘いを受ける可能性を高めるだけの悪循環に陥るかもしれません。

状況にもよりますが、「飲むのは1軒だけ。2軒目以降は行かない」などある程度のマイルールを決めましょう。

「付き合いが悪い」と思われるかもしれませんが、「自己管理ができる人」と、別の角度で評価されるかもしれません。

衣服費をミニマルに

クローゼットの奥の方にしまってある衣服を断捨離する…というところからミニマリスト生活を開始する方も多いです。

それだけ衣服というのは捨てにくく溜まりやすいものでもあり、どんどん追加で買ってしまうものでもあります。

去年着なかった服は捨てよう

クローゼットに溜まっている服のほとんどが「ひょっとしたら着るかもしれない」→「結局着ない物」ではないでしょうか?

去年1年を振り返り、1度も着なかった服を捨てましょう。

同じタイプの服は1つに絞る

おそらく多くの方が「自分に合う色やスタイル」をある程度は認識しているでしょう。

そして結果的に同じような服ばかり購入しがちになるのです。

「1つのタイプは1着だけ」にし、あとは思い切って捨てましょう。

これでかなり服の数を減らせるはずです。

余計な服を買わないようにするには

溜まった服を処分しても、また追加で購入してしまっては断捨離の意味がありません。

衣服をついつい買ってしまう理由の1つが雑誌やメディアが推してくる「流行」ではないでしょうか。

ミニマリストになるには、まず「流行を気にしない」ことが重要です。

今年の最新のファッションは来年、再来年になれば時代遅れです。

新たに服を購入する場合でもなるべく流行に左右されないような服を選ぶのが長く着るコツです。

1つ買ったら1つ捨てる

衣服を断捨離し、自分にとってミニマルな状態した後、もし新たに服を買ったら古いものを1つ捨てましょう。

「そんなのもったいない」と思うのであれば、新しい服の購入自体をやめれば良いのです。

「1つ買ったら1つ捨てる」ルールを徹底することで、新しい服の購入もそれなりの覚悟が必要になる=無駄な支出を減らせるのです。

家賃をミニマルに

ミニマリストの中には、「広々とした高級マンションに住んでいながら、部屋の中にはほとんど物が無い」という方もいます。

しかし賃貸物件に住んでいるミニマリストであれば、節約の意味でも家賃もミニマルにしたいところです。

ミニマリストなら小さなスペースでも暮らせる

一般的に賃貸物件は部屋サイズや収納スペースが小さいほど家賃は安くなります。

もし電化製品や衣類などの断捨離に成功すれば、今より狭い物件に引っ越しても不自由なく暮らせるかもしれません。

家賃を下げることができれば節約効果はかなり大きいですし、貯金もしやすくなるでしょう。

寒さや暑さに強い物件を探す

新たに賃貸物件を探す場合、単に家賃の安さだけではなく、夏の暑さや冬の寒さも頭に入れたほうが良いでしょう。

冷暖房器具の購入費、それにかかるランニングコストを抑えるために、なるべく風通しがよく、断熱効果の高い物件を選ぶのがポイントです。

まとめ

「節約」というと、家計簿をつけながら普通の生活をし、いかに生活費削減ができるか…ということになりますが、ミニマリストのライフスタイルは「普通」とは言いにくいです。

一人暮らしなら試しにやってみることもできるかもしれませんが、家族がいる場合は現実的に難しいでしょう。

しかし、家計のやりくりという意味ではいざという時に役に立つテクニックといえます。

本気で生活費を切り詰めたい場合には、ネット上で公開されているミニマリストのブログ記事などを参考にしてみるのもおすすめです!

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