年末が近づけば「年末ジャンボ宝くじ」
夏なら「サマージャンボ宝くじ」
…と、季節ごとにテレビのコマーシャルなどで宝くじの宣伝をしています。

「当たれば1等○億円!」といった宣伝文句を聞くと、ついつい当たった後のことを夢見て「買えば人生変わるかな?」と思ってしまいます。

しかし宝くじを購入するのにお金がかかりますし、ハズれればむしろ損になるだけです。

宝くじは買うべきか?、買わないべきか?

今回は宝くじの当たる確率について解説していきます!

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ジャンボ宝くじの当選確率

ジャンボ宝くじの販売条件はその年ごとに変わる場合もありますが、今回は2016年の「年末ジャンボ宝くじ」の場合を例に説明します。

ちなみに2016年の年末ジャンボ宝くじの賞金を高い順に並べると…
1等:7億円(25枚)
1等前後賞:1億5千万円(50枚)
2等:1500万円(500枚)
3等:100万円(5000枚)

(参照:宝くじ公式サイト

1等とその前後賞合わせれば10億円にもなるのです!

同じ2016年でも「サマージャンボ宝くじ」は前後賞合わせて7億円、「グリーンジャンボ宝くじ」は前後賞合わせて6億円です。

さすが年末ジャンボ宝くじは、その年の最後を飾るにふさわしい宝くじといえるでしょう!

2016年「年末ジャンボ宝くじ」の当選確率を解説!

年末ジャンボ宝くじは100000番~199999番の10万枚が1組、それが200組あります。

その中から1等が1枚だけ選出されます。

確率の計算方法は簡単です。

10万x200組=2000万枚に1つの1等賞、確率は2000万分の1です。

「2000万枚以上は売れるだろう」と思うかもしれませんが、この2000万枚を1ユニットとし、今回は25ユニット(計5億枚)が販売される予定です。

1ユニットごとに1等が1枚存在するので、今回の年末ジャンボ宝くじで1等は合計25枚存在するということです。

実際計算すると「隕石が落ちて死亡する確率」の方が高い?

「2000万分の1の確率」といってもイマイチ高いのか低いのかピンとこないかもしれません。

たとえばサイコロで同じ目が9回連続で出る可能性は約1000万分の1です。

それを2回分ということです。

またさらに、米テュレーン大学の地球科学教授スティーブン・A・ネルソン氏の計算によると、
・サメに襲われる確率:「800万分の1」
・隕石や小惑星の衝突で死亡する確率:「160万分の1」
・落雷に遭う確率:「13万5000分の1」
・自動車事故に遭う確率:「90分の1」

(参照:ナショナルジオグラフィック日本版

…ということで、ジャンボ宝くじの1等が当たるよりも隕石が落ちて死亡する確率の方が12.5倍も高いのです!

「宝くじで1等を当てる期待をする暇があったら、隕石に気をつけろ」ということなのです!

宝くじの1等が当たる可能性を他にたとえると…

「サメに襲われる確率より低い」と言われる宝くじの1等ですが、ちょっとおもしろいので、若干無理やりですが別のものにも例えてみましょう。

・400kgのお米のうちの1粒が1等くじ
・東京ドーム4.5個に宝くじを敷き詰めた場合、そのうちの1枚が1等くじ
・宝くじでトイレットペーパーを作った場合、1000年分の中の1枚が1等くじ

…ここまでくると1等に当選するのは異常かもしれません。

しかしどんなに確率が低くても「当たる人が存在する」以上、宝くじを購入する人は夢を捨てきれないのでしょう。

100万円くらいなら当たる?

ジャンボ宝くじは1枚300円になりますので、例えば10枚で3000円払ったとしても、3等の100万円が当たれば十分過ぎるほど元はとれます。

1等の「2000万分の1」は確率的にはかなりハードルが高いですが、2等以下で各賞の当選確率はどうでしょうか?

等数 賞金 確率
1等 7億円 2000万分の1
1等前後賞 各1億5000万円 1000万分の1
2等 1500万円 100万分の1
3等 100万円 10万分の1
1等組違い賞 50万円 10万503分の1
4等 1万円 1万分の1
5等 3000円 100分の1
6等 300円 10分の1

3等の100万円でも10万分の1というかなり低い確率で、先ほどのスティーブン・A・ネルソン氏の説での「落雷に遭う確率:13万5000分の1」に近い確率です。

5等や6等なら、もう少し現実味のある確率にはなりますが、賞金額が低いので赤字になってしまう可能性も高いです。

連番?バラ?買い方で確率は違う?

1枚や2枚ではなく、それなりの枚数を買う場合に悩むのが、「連番」で買うべきか、「バラ」で買うべきかです。

「1等と1等前後賞の全て獲って10億円!」が目標なら連番の方が良さそうですが、バラだと「数字を幅広く網羅」できそうなメリットがある気もします。

10枚購入ならバラのほうが2.5倍当選確率が高い!

実は、ジャンボ宝くじで1等または1等前後賞いずれかを狙う場合で10枚購入するケースだと、連番で買うよりバラのほうが確率が2.5倍高くなります。

連番で1等を逃した場合、前後賞も同時に逃してしまう可能性が高いのですが、バラだと「1等」、「1等前」、「1等後」のどれか1つに当たる可能性が高まるのです。

ただし、バラを買った時点で10億円の夢はほぼ消えます。

最高で1等のみの7億円です。

10億円の夢を捨てきれないなら「縦バラ」がおすすめ!

「1等」、「1等前」、「1等後」の全てが当たる可能性を残しつつ、バラ買いのメリットもある購入方法が「縦(たて)バラ」です。

これは何かというと、まず全くバラバラの10枚が1セットあり、その10枚それぞれに連番が2枚付いて、合計30枚セットになっているものです。

分かりにくいので言い方を変えると、「連番3枚を10組購入する」ようなものです。

ちょっと大き目の宝くじ売り場に行くと30枚セットでこういう売り方をしています。

どこでも購入できるわけではなく、東京の「西銀座チャンスセンター」、「新宿チャンスセンター」、大阪の「大阪駅前第4ビル特設売場」などが有名です。

100パーセント当たる買い方はある!

…とはいっても1等や2等といった高額な賞ではありません。

等数 賞金 確率
5等 3000円 100分の1
6等 300円 10分の1

上の表をご覧のように、ジャンボ宝くじも下位ならかなり当たる確率が高くなります。

これを利用した購入方法を「特連」といいますが、下2桁が00~99まで揃っているくじを購入すれば、必ず当選するのです。

5等の3000円が確実になり、6等の300円も10枚当たるので、合計6000円が最低でも当たるのです。

100枚買わなければならないので、300円x100枚で軍資金が3万円必要になりますが、後で6000円は必ず返ってくるので、実質2万4000円です。

「100枚買えば1枚当たり300円が240円になりますよ」という意味にも解釈できます。

くじの種類によって当選確率は違う?

最近はジャンボ宝くじ以外にもくじの種類が増えてきました。

他のくじで当たる確率は違うのでしょうか?

ジャンボ宝くじと違い、番号を自分で自由に選ぶことができることで人気なのが「ロト6」や「ロト7」です。

ロトの当選確率を比較

以下がそれぞれの賞金額とその当選確率になります。

ロト6の賞金と当選確率

等数 賞金(理論値) 確率
1等 1億円 約610万分の1
2等 1500万円 約100万分の1
3等 50万円 約3万分の1
4等 9500円 約610分の1
5等 1000円 約40分の1

ロト7の賞金と当選確率

等数 賞金(理論値) 確率
1等 4億円 約1000万分の1
2等 1000万円 約74万分の1
3等 100万円 約5万3000分の1
4等 1万2500円 1100分の1
5等 2000円 約110分の1
6等 1000円 約42分の1

ロト6もロト7も自分で番号を選ぶことができるので、当選者が複数になれば賞金は分配されます。

また、当選者がいない場合はキャリーオーバーになり賞金はより大きくなる特性もあり、上記表の賞金はあくまでも理論値になります。

賞金の額が違うので、比較はちょっと難しいですが、「高額な賞に当選する可能性はかなり低い」のはジャンボ宝くじもロトもほとんど同じといえるでしょう。

当選すると不幸になる?高額当選者のその後

「お金さえあれば幸せになれる!」
「人生を変えることができる!」

おそらく皆さんそういった夢や希望を抱いて宝くじを購入することでしょう。

当選したために殺人事件に発展したケースも

宝くじに当選し、とつぜん億万長者になれば周りの見る目も変わりますので、人間関係が変化してしまうことは十分考えられます。

しかしその程度ならまだしも、宝くじに当選したために殺されてしまったケースもあるのです。

交際男性に殺された女性(岩手)

2005年、岩手県に住む42歳の女性がとつぜん行方がわからなくなりました。

捜査を続けるうちに、交際男性に殺されたことが分かったのですが、なんと、女性が宝くじの1等(2億円)を当選した直後の犯行だったのです。

犯人の男性は赤字続きの会社を経営しており、女性から奪った当選金を会社の借金の返済に当てていたのです。

この事件は当時話題になり、今でも「岩手宝くじ殺人事件」として有名な話です。

ちなみに男性は懲役15年が言い渡され、2016年現在も服役中です。

愛人に殺された男性(イリノイ州・アメリカ)

ジェフリー・ダンピエールさんは1986年に宝くじで2000万ドル(約22億円)当選し、その後家族や友人などにプレゼントをあげたりと不自由なく生活していました。

しかし愛人である義理の妹は不満だったらしく、彼女の恋人である男性とともにジェフリーさんを誘拐、銃殺しました。

お金を騙し取られ、銃殺された男性(フロリダ州・アメリカ)

アブラハム・シェークスピアさんは2006年に宝くじの賞金1等である3100万ドル(約34億円)を当選します。

その後多くの人が彼に群がるようになるのですが、人間不信気味になった彼のもとにフィナンシャルアドバイザーを名乗る「ムーア」という女性が近づきます。

彼女は上手くアブラハム騙し、彼の財産の一部を自分のものにするのですが、それがばれてしまったことで、彼を銃殺、ボーイフレンド宅の庭に彼の遺体を埋めました。

彼の遺体が発見されたのはそれから約1年後で、殺害したムーアも逮捕されました。

高額当選者だけがもらえる「その日から読む本」とは

じつは、宝くじで1000万円以上当選すると、みずほ銀行から「その日から読む本」という冊子を渡されます。

これは高額当選者がその後、
・詐欺など金銭トラブルに遭うケースが多い
・仕事を辞め散財し→破産

…といったトラブルが意外と多いことから、2001年より配布されるようになりました。

内容としては、当選後に「やってはいけないこと」や「やるべきこと」、さらにメンタル的な部分までかなり具体的に書かれています。

宝くじも「当たれば必ず幸せになれる」とは限らないようですが、いずれにしても当選する前に心配する必要はないでしょう。

ちなみに「その日から読む本」は本屋さんなどでは売っていないので、一般の方はほとんど目にすることはできません。

株やFX投資の方が儲かる確率高い?

株やFXは上がるか下がるかを見極めるだけですから、勝率は50%と考えることもできそうです。

ジャンボ宝くじのように少額のお金から億単位に増やせる可能性もゼロではありません。

株やFXで儲かっている人は1割

実際は分かりませんが、ネットなどを見ると株やFX投資で儲かっているのはほんの1割程度で、あとの9割は損をした挙句に辞めてしまっているということです。

しかし、宝くじの1等の「2000万分の1」に比べれば、「10分の1(1割)」はとんでもない高確率といえます。

実際にそういった理由で、多くの方が投資を始めるのでしょう。

宝くじは勝率は低いものの大損することは無い

たとえば株やFX投資で9回連続で1万円ずつ勝ち、9万円利益を得たとしても、10回目で20万円損することもありえます。

つまり10回中9回勝っていても、たった1回の負けで赤字に転落、しかもそこに費やした時間も無駄になってしまうのです。

極端な例で言いますと、年末ジャンボ宝くじの1等前後賞合わせた当選3回(30億円)を一生の間に経験する人はおそらく後にも先にもいないでしょう。

株式投資なら10年間で30億円の利益を出す方がいてもそれほど驚きません。

しかし株で10年かけて30億円儲けた人が、11年目に40億円損をしても同じくらい驚きません。

ロト6で3億円当てた人が株やFXで2億以上損をした

テレビドラマにもなった実話ですが、ごくごく普通の男性がロト6で3億2000万円を当て、その後散財してまた一般レベルの生活に戻ったという話があります。

散財した内容にはキャバクラや旅行などもあるのですが、実際それらは些細なもので、「2億円以上も損をした」のは株やFXです。

勝率のかなり低いロト6で勝ち、それより勝率が高いと考えられる株やFXで負けまくったのは奇妙な話に聞こえるかもしれません。

しかし、これが投資と宝くじの違いを象徴していると言えなくもありません。

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まとめ

おそらく皆さんすでに分かっているかもしれませんが、結論として宝くじで1等を取るのは「限りなく不可能に近い」です。

滅多に当たらないので、たまに勝ってしまう競馬や競輪、パチンコよりも中毒性が低いかもしれません。

しかし、毎年多くの人が宝くじ売り場に行列を作っているのも事実です。

もしかしたら宝くじには、「年末最後に負けた!→来年は取り返すぞ(頑張るぞ)!」という気にさせてくれる「生きるためのパワー」としての価値があるのかもしれません。

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