3c42ff05e8c2075dbad446aaecdf5bbd_m

「給料が安いから貯金なんかできるわけ無い!」と嘆いている方も多いかもしれません。

しかし、貯金ができない理由は給与の額のせいなのでしょうか?

今回は、決して高額所得者とはいえない、手取り20万円くらいのお給料の方のケースで、貯金や結婚のためのやりくりについて説明していきます。

スポンサーリンク

手取り20万円でどのくらい貯金できる?

手取り20万円は額面上ではおおむね月収25万円ほどになり、年収で換算すれば約300万円になります。

以下のグラフからも分かるように、20代の正社員の大多数の方がこのクラスの収入です。

正社員20代の年収分布

14ef3a108a8368e995d0529eaef5f68c
(参照:DODA(デューダ)

学生から社会人になり、初めてまとまったお金が毎月入ってくる時期でもありますが、散財してしまう人もいれば、将来に備えできるだけ貯金に回す人もいるでしょう。

年収300万円クラスの方は、平均的にどのくらい貯金をしているのでしょうか?

年収300万円の方の貯金額平均

金融広報中央委員会という団体が実施したアンケートでは、以下の様な結果になっています。

年収300万円未満の方の平均貯金額(金融資産保有額):506万円(中央値0円)
年収300~500万円未満の方の平均貯金額(金融資産保有額):792万円(中央値200万円)

(参照:金融広報中央委員会

見るべきは平均より中央値

「中央値」とは、調査対象者の各貯金額を金額順に並べた場合に、その真中にくる値です。

「平均」だと、極端に多額の貯金をしている人に数値が影響されるので、実質的な平均としてはむしろ中央値の方が信憑性があるのです。

中央値で考えれば、年収300万円未満~500万円の方で貯金額はゼロ~200万円未満となっているので、年収300万円なら「100万円くらい貯金している方が多い」と考えていいでしょう。

貯金している人だけのデータをチェック!

貯金(金融資産)がある方だけ(全体の52.4%)を抽出したデータが、以下になります。

年収300万円未満の方の平均貯金額(金融資産保有額):1142万円(中央値350万円)
年収300万円~500万円未満の方の平均貯金額(金融資産保有額):1266万円(中央値514万円)

年収300万円”未満”の方の貯金額中央値が350万円ですので、年収300万円ある方なら貯金額400万円くらいが中央値と考えられます。

もっともこのデータは世代別ではないので、どれくらいの期間貯金してきたかは別の話になります。

20代の平均貯金額は?

では、年収300万円くらいが多い20代(金融資産がある方だけ)の平均貯金額はというと…

20代の方の平均貯金額(金融資産保有額):379万円(中央値180万円)

上記データは年収200万円未満の方が約50%を占めるデータなので、20代で年収300万円くらいの方であれば、貯金額200万円以上が中央値になるでしょう。

手取り20万円で貯金するためのポイント

金融広報中央委員会のデータでは、手取り20万円クラス(年収300万円未満)の方の約半分(47.6%)が貯金が無いとしています。

貯金ゼロだと、ちょっとでもイレギュラーがあれば「足りない」=「借金」になる可能性がありますし、そのままでは老後に困るかもしれません。

一方で、同程度の収入で貯金が数百万円もある方もいるので、収入=貯金額ではないのは明らかです。

上手にやりくりするかしないかで、貯金額に格差が生じるのです。

では、手取り20万円で支出を抑えながら、上手に貯金していく方法を考えていきましょう。

①思い切って一人暮らしをやめる

一人暮らしの方の場合で、最も大きな支出になるのが家賃でしょう。

地方であれば、単身者要物件は4万円程度で借りられますが、東京都内であれば相場は7~8万円となり、手取りの3分の1を超えてしまう状況です。

しかし、地方でも東京都内でも家賃が支出の大部分を占めます。

家賃を節約する最も確実な方法は、2人以上で住むことです。

例えば、
・実家で親と同居
・友人とシェア
・恋人と同棲

親の実家なら、家賃ゼロで済む可能性もありますし、さらに兄弟でもいれば食費や水道光熱費などのひとりあたりの負担もかなり軽くなるはずです。

友人や恋人と一緒に住んで折半すれば、ひとりあたりの家賃は安く済みます。

家賃をゼロ、もしくは少しでも抑えられれば、手取り20万円でも貯金はかなりしやすくなるでしょう。

二人暮らしで節約できるのは家賃だけじゃない!

2人以上で住むことで節約できるのは、家賃だけではありません。

・食費
・水道光熱費
・インターネット料金

外食してしまえばあまり意味がありませんが、自炊であれば、一人よりも二人のほうが食材を効率よく使えるので節約になります。

また、食事を2人分同時に作れば、調理時のガス料金、お米を炊くときの電気代、食器を洗う時の水道代など、水道光熱費もシェアできます。

インターネットの契約も1つあれば十分なので、人数が多い分だけ割安になります。

月々のさまざまな固定費もシェアできるので、トータル的な節約ができるわけです。

②自炊を基本にする

一人暮らしを辞めるのは、だれでもできることではありません。

家賃についで出費がかさむのが、食費です。

一人暮らしでまず実践すべき節約は自炊でしょう。

総務省の統計データで単身者の支出の内訳がありますが、食料の平均支出は約4万円となっています。

しかし、外食やコンビニ弁当をやめて自炊だけに徹底すれば、平均以下の支出は可能です。

食材を安く買い、無駄なく使い切るのがポイント

せっかく自炊が基本の生活をしても、購入した食材が余って捨てるような状況が続けば、思ったほどの節約にならないかもしれません。

一人暮らしの場合は、その辺が難しいところです。

食材はある程度まとめて購入したほうが安く買えますが、肉類などは購入後すぐに小分けし、フリーザーへ、野菜など下ごしらえをして保管するなどの工夫が必要です。

③固定費を見直す

毎月自動的に引き落としされてい支払いは、意外とお金を遣っている感覚がないので見落としがちです。

しかし月々の料金が決まっているものは、一度料金プランを変えれば継続的に節約できるので、見直す価値は大きいのです。

例えば、
月々5,000円だったものを4,500円にする=500円節約
毎月300円払っていたものを解約する=300円節約

ひとつひとつ見なおせば、月あたりで数千円の節約→年間で数万円を節約できる可能性は十分あります。

インターネット

インターネットの料金として毎月支払っている金額には、通信費以外のオプションが含まれている場合があります。

例えば、
・電話サービス
・テレビサービス
・セキュリティサービス
・サポートサービス
・機器保証サービス
などなど、様々な種類があります。

契約時には「一応念のため…」、「ひとつのオプションで300円くらいならとりあえず…」と、通信会社の営業マンの言われるままにオプションを追加してしまったかもしれません。

しかし1年、2年利用していれば、何が必要で何が不要か分かってくるでしょう。

不要なオプションは、すぐに解約すべきです。

また、解約手数料などの問題がなければ、プロバイダの乗り換えもありでしょう。

同じようなサービスで、他社に乗り換えるだけで安くなるのであれば、乗り換えるべきです。

ただし、マンションなど集合住宅の場合、自分の希望のプロバイダと契約できない場合もあります。

携帯電話の契約

今は携帯電話もNTTドコモ、au、ソフトバンクの三大キャリアだけではありません。

少しでも月額料金が安くなる会社に乗り換えるべきでしょう。

また、インターネットの契約同様、オプション料金を見なおせば、キャリアを乗り換えるまでもなく、月額料金を下げることは可能です。

例えば、Wi-FiでLINEなどのアプリ中心に利用していれば「通話定額オプション」はそれほど重要ではありません。

今一度、自分の利用状況を見直し、無駄なオプションにお金を払っていないか確認するべきです。

利用していないサービスの会員費

例えば、パソコンのソフトや動画サイト、スマホのアプリなどには有料のものもあります。

月々数百円のものが多いので、使用していなくても「いざという時のために」という感じで、毎月無駄にお金を払っている物もあるのではないでしょうか。

サービスをいざ利用したい時は再度契約すればいいだけです。

利用していないものは解約しましょう。

手取り20万円で結婚できる?

冒頭で説明したように、20代の正社員の方で手取り20万円(年収300万円)は平均的な収入です。

当然ですが、手取り20万円で結婚している方は大勢います。

夫婦ともに仕事をしている状況であれば、むしろ一人暮らしの時より経済的には余裕でしょう。

しかし子供ができれば、奥さんは仕事ができなくなりますし、また子供の将来を考えれば貯金を考える必要がでてきます。

手取り20万円で子どもを育てられる?

手取り20万円で家族3人生活できるかどうかは、住居費次第といっても過言ではありません。

例えば東京23区内で一般の賃貸物件で暮らすとなると、手取りの半分以上が家賃になりかねません。

生活できるかもしれませんが、貯金をしていくのはかなり困難です。

手取り20万円なら公営住宅に住める可能性がある

お住まいの地域にもよりますが、手取り20万円クラスであれば、公営住宅の申込み対象になる可能性があります。

公営住宅は抽選にはなりますが、一般の家賃相場よりはるかに安い賃料で住めます。

例えば東京都の都営住宅の申込資格を見ると、
・東京都内に住んでいる
・同居家族がいる
・3人世帯であれば265万6,000円以下の所得
・3人世帯で小学校就学前の子どものいる世帯であれば332万8,000円以下の所得

となっています。

小さなお子さんがいれば、年収300万円の方でも対象になるのです。

ちなみに都営住宅の単身者の場合の申込資格は、「60歳以上」「障害者」などになり、誰でも住めるものではありません。

公営住宅は、収入が低めのファミリー層におすすめなのです。

(参照:東京都住宅供給公社

隙間時間に仕事をして収入を増やす

手取り20万円でも上手にやりくりすれば、家族の生活費を支払い、なおかつ貯金もできます。

しかし、実際そのくらいの収入で貯金ができている人というのは、お小遣いが限りなくゼロに近いのが実情でしょう。

限られた収入の中で上手にやりくりすることも重要ですが、プラスアルファの収入があった方が楽でしょう。

クラウドソーシングで収入を増やす

クラウドソーシングとは基本的に自宅でパソコンなどを利用して案件ごとの仕事を行うもので、自分のペースで隙間時間に副業できるのです。

例えば、仕事からの帰宅後に1時間だけ仕事をしたり、休日の午前中だけ仕事をすることもできます。

まだお子さんが小さく、パートにすら出られない主婦の方でもクラウドソーシングの仕事なら可能でしょう。

パソコンの特別なスキルがなくても、WEB用の記事のライティングなどなら得意分野について書くだけですので、素人でもある程度は稼げます。

ネットオークションを活用する

家の中で利用していないものがあれば、迷わずヤフオクなどのネットオークションサイトに出品しましょう。

気軽にお給料以外のお小遣いを稼げます。

「将来的に必要になるかも…」という物でも、必要になった時にヤフオクで購入すればいいのです。

中古品の落札相場はだいたい決まっているので、販売したときと同じような金額で購入できるでしょう。

ヤフオクではほぼ何でも出品されているので、「別に新品じゃなくても使えればいい…」といったものなら、なるべくヤフオクで中古品を購入すれば、生活費を抑えられます。

まとめ

生活費がギリギリで貯金ができないような場合、ついつい他人と収入を比較してボヤきたくもなりますが、同じ給料でも上手く貯金している人もいればそうでない人もいるのです。

今回は手取り20万円の方のケースで説明しましたが、手取りがもっと少ない方は大勢います。

収入が多い少ないにかかわらず、貯金できる人はできるのです。

他人と収入を比較するよりも、自分と同じ収入の人がいくら貯金しているかを比較したほうが有益でしょう。

【参考リンク】
水道代はこんなに節約できるの!? 場所別の節水術5つ!
やらないと損!? 家計を助ける光熱費を節約する7つのコツ!

スポンサーリンク