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現在独身で一人暮らしの方でも、結婚・出産・子育て・老後など、将来的なことを考えれば貯金はやはりあったほうが良いでしょう。

同じくらいの給料をもらっている人でも、上手にやりくりしながら貯金をしている方もいれば、毎月のようにお金が足りなくなって消費者金融で借金する方もいます。

上手に貯金出来ている方の生活費は、いったいどうなっているのでしょうか?

今回、総務省の統計データの内訳を基準に、何をどれくらい節約できるか考えていきたいと思います。

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独身一人暮らしなら生活費も抑えやすい!

家族がいる方に比べれば当然一人の方が生活費もコントロールしやすいですし、養う人もいないので余裕もあります。

総務省統計局の2015年のデータでは一人暮らしの支出は平均約16万円となっていますが、平均以下で生活するための内訳について考えていきましょう。

一人暮らしの生活費平均の詳細

総務省の統計データでは、以下のように各項目での平均支出を確認できます。

一人暮らしの1ヶ月の平均支出(総務省統計局2015年のデータより)

 

内訳 平均支出額(月)
食料 40,202円
住居 20,349円
水道・光熱 11,667円
家具・家事用品 4,413円
被服・履物 6,512円
保健医療 7,107円
交通・通信 18,717円
教養娯楽 17,771円
その他 33,317円
合計 160,056円

(参照:総務省統計局

項目ごとに出費をチェック!

では、内訳の項目ごとに、平均以下にできるかどうか見ていきましょう。

①食料

総務省の調査では、1人暮らしの1ヶ月の食料費は平均約4万円と、支出全体の約4分の1も占めています。

一日あたりで考えると、1,300円ほどです。

・朝食:パンとコーヒーで300円
・昼食:コンビニ弁当または外食で600円
・夕食:自宅で自炊で400円

例えば上記のような食生活になると、一日あたり1,300円になり、月額で約4万円と総務省の統計データのようになります。

特に贅沢をしているわけでも無い印象ですが、さらに節約することができるのでしょうか。

食費を抑えるなら3食自炊で

3食全て自宅で自炊にすれば、以下のような金額に抑えることは可能です。

・朝食: 200円
・昼食: 300円
・夕食: 300円

一日あたり800円、月額で約24,000円と、平均4万円からかなり下げることができます。

スーパーなどで食材を購入する場合、一人暮らし一回の食事に必要な分だけ購入するのはなかなか難しいです。

3食とも自炊にすることで、購入した食材をより無駄なく利用できるでしょう。結果的に腐って捨てる可能性も低くなり、自炊一回分のコストも下げることができます。

②住居

総務省の調査では、1人暮らしの1ヶ月の食料費は平均約2万円

しかし、これは持家の人(家賃がゼロの人)も含まれているので、賃貸に住んでいる人はもっと高額になるはずです。

また、家賃は東京都内と地方部では相場が全然違いますので、具体的にいくらに抑えることができるかといった説明は難しいです。

できるだけ相場よりやすい賃料で住むためにはどうすればいいかをポイントに考えるべきでしょう。

家賃を下げるには条件の悪い物件に住むしかない

できるだけ安い物件を見つけたいのであれば、その地域の不動産屋やインターネットで探す流れになります。

しかし、賃料が安くなるほど駅から遠くなったり、築年数が古かったりなど欠点が増えていきます。

そういった中で、自分なりの妥協点を見つけるしかありません。

もし相場より異常に安い物件があったとすれば、何かいわくつきの物件でしょう。基本的に掘り出し物件のようなものは無いのです。

公営住宅なら一般の賃貸物件よりもかなり賃料が安いですが、残念ながら単身者向けの物件はほとんどありません。

住む人数を増やせば相場以下の賃料で住める

「それなりの物件に住みたいが、負担が大きすぎる」ということなら1人暮らしではなく、2人以上で住むのも一つの手です。

「シェアハウス」、「ルームシェア」とよばれるもので、友人など家族以外の人と一つの物件に住む方法です。

1人で住むのに比べていくら位安くできるのでしょうか。

例えば、東京都世田谷区の間取り別の家賃相場を見てみましょう。

東京都世田谷区の家賃相場(2016年8月現在)

間取り 家賃相場
ワンルーム 7.57万円
1K 7.99万円
1DK 9.71万円
1LDK 13.57万円
2K 9.94万円
2DK 11.51万円
2LDK 16.83万円
3K 12.66万円
3DK 13.82万円
3LDK 21.28万円

(参照:HOME’S

1Kなら7.99万円ですが、2Kで9.94万円(2人暮らしで1人あたり4.97万円)、3Kで12.66万円(3人暮らしで1人あたり4.22万円)となります。

1人暮らし(1K)から2人暮らし(2K)にすることで、家賃一人あたり約3万円も節約できるのです。

プライバシーなどのデメリットはありますが、共同生活をすれば賃料だけでなく、食費や光熱費など他の支出も抑えられる可能性があります。

③水道・光熱

総務省の調査では、1人暮らしの1ヶ月の水道光熱費は平均11,667円です。

具体的な内訳としては、以下のようになっています。
・電気代:5,599円
・ガス代:3,291円
・上下水道代:2,092円
・他の光熱:685円

住んでいる地域や、一日にどれだけ家にいるかなど個人差はありますが、平均が約1万円ちょっとなので、まずは8,000円くらいを目標に節約してみてはいかがでしょうか。

電気はコンセントから抜く

電化製品の中にはコンセントに繋いだだけで、電力が消費されるものもあります。

使用していない電化製品はコンセントを抜いたり、省エネタップのスイッチをオフにする習慣を身に着ければ、電気代の節約になります。

冷蔵庫を使用していないなら、ブレーカーを落としてしまうのがベストです。

洗濯や食器洗いはなるべくまとめて

毎日洗濯する人もいれば、週に一度しか洗濯しない人もいますが、回数を減らすことによって電気代と水道代の節約になります。

食器洗いも回数を減らせば水道代とガス代の節約になります。

水道光熱費は、日々の生活習慣の中で気をつけながら節約してみましょう。

④家具・家事用品

総務省の調査では、1人暮らしの1ヶ月の家事用品の支出は平均4,413円です。

ちなみにこの「家具・家事用品」は何かというと、
・家庭用耐久財
・冷暖房用器具
・一般家具
・室内装備・装飾品
・寝具類
・家事雑貨
・家事用消耗品
・家事サービス
…といった内容です。

冷暖房用器具や家具、寝具といったものはそれほど安価なものではありませんが、毎月買うものではありませんので、平均支出としては約4千円と低い金額になっているのでしょう。

一人暮らしのスタート時に支出を抑えるには

「学生からサラリーマンになり、自分の収入を得るようになったから一人暮らしをする!」という方も多いでしょう。

生活に必要な家具や家事用品一式を、揃えなければなりません

当然ですが総務省の統計データのように、4千円で収まるわけもありません。

ヤフオクやリサイクルショップで中古を購入

より安価に家財を購入したいのであれば、ヤフオクで中古品を買うのがベストでしょう。

やや価格は高くなりますが、リサイクルショップは「現物を見ることができる」、「保証が付いている場合もある」といったメリットもあります。

白物家電など、年式が古くなればより安く購入できますが、古い物ほどより電気代を食う可能性もあるので注意が必要です。

⑤被服・履物

総務省の調査では、1人暮らしの1ヶ月の被服・履物の支出は平均6,512円です。

いわゆる「ファッション」の支出ですが、総務省のこの調査対象の平均年齢が平均年齢58.9歳の単身者なので、若い世代(特に女性)ならもっとお金をかけるかもしれません。

ヤフオクやフリマアプリを活用!

被服のお金を節約したいのであれば、流行にとらわれずに、品質的に寿命が来るまで着倒せばいいわけです。

しかし外観にもっとも影響する部分ですし、人間関係や自分自身の気分にも影響するので、なかなか妥協しにくい部分でしょう。

人によっては最新のファッションアイテムでもほとんど使用せず、ヤフオクなどのオークションサイトで売ってしまう方もいますので、そういったサイトを利用すれば、より安価に購入できます。

女性であれば、女性利用者の多いフリマアプリがおすすめです。

⑥保健医療

総務省の調査では、1人暮らしの1ヶ月の保健医療の支出は平均約7千円です。

具体的な内訳としては
・医薬品
・健康保持用摂取品
・保健医療用品・器具
・保健医療サービス
といった内容です。

もっと具体的に言えば、病院での診療費やドラッグストア等で購入できる薬やサプリメント、マッサージなどの健康に関する出費全般になります。

平均年齢58.9歳単身者のデータなので、若い世代なら5,000円以下にすることは可能でしょう。

節約の意味でも、日頃からの健康管理に気をつけたいものです。

⑦交通・通信

総務省の調査では、1人暮らしの1ヶ月の交通・通信の支出は平均約1万9千円です。

食料費、住居費についで大きな割合を占めているので、できるだけ削減したいところです。

大まかな内訳としては、
・交通費:約5,000円
・自動車(購入費や維持費):約7,000円
・通信費:約6,000円

となります。

車を所有すれば何かとお金がかかりますが、住んでいる地域によっては必需品かもしれません。

都心などなら車がなくても生活できるかもしれませんが、逆に地下鉄など公共交通機関の費用がかさむ可能性はあります。

交通の支出はお住まいの地域次第な部分もありますが、通信費はどうでしょうか?

MVNO の格安SIMで節約!

携帯電話もガラケーからスマホが主流になってきて、それに伴い料金も徐々に上がってきた方も多いのではないでしょうか。

「より便利になったからしょうがない」と言えばそれまでですが、月々の料金を下げられる可能性はあります。

2015年より、通信業界のルールが変わり、ドコモ、au、ソフトバンクといった3大キャリア以外のSIMカードが利用できるようになりました。

より安価な料金プランがある会社のSIMカードに乗り換えることによって、月々の料金を大幅に下げられるのです!

そういった格安SIMを扱う会社(MVNO)には、mineo(マイネオ)などがあります。

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(参照: mineo(マイネオ)

スマートフォン利用者の平均的な月額使用料は7,000円くらいと言われていますが、mineo(マイネオ)なら、最大30分通話ができる定額サービス付きで2,350円で利用できます。

約3,000円以上も節約できるのです。

⑧教育娯楽

総務省の調査では、1人暮らしの1ヶ月の教育娯楽の支出は平均約1万8千円と、比較的大きな割合を占めます。

具体的な内訳は、書籍の購入や習い事、映画鑑賞や旅行など、主に趣味に関連する出費になります。

教育娯楽はもっとも節約しやすい

生きるために絶対に必要な支出ではないので、やろうと思えばゼロにもできるでしょう。

しかし、将来的なスキルアップや人生を楽しむ上で、節約するとしても平均の約半分の1万円くらいを目安にしてもいいかもしれません。

⑨その他

総務省の調査では、1人暮らしの1ヶ月のその他の支出は平均約3万3千円と、食料費に次いで大きな割合を占めます。

細かい内訳としては、美容用品やタバコ、身の回り品などになりますが、その内の約半分が交際費(16,166円)となっています。

女性であれば男性よりも美容用品にお金をかける可能性は高いですし、男性サラリーマンであれば、週に一度くらいは付き合いでお酒を呑んだりするかもしれません。

職場の環境によっては、「毎日仕事が終わったら、同僚と一杯やるのが当たり前」という方もいるでしょう。

生活していくうえで絶対に必要な出費とはいえなくても、なんとなくルーティーンで出費しているようなものは意外と節約することが難しいのです。

家計簿アプリを活用し、何にいくら遣っているのかを知ろう

支出を抑えたいのであれば、日々の「その他」の支出が1ヶ月あたりいくらになっているのか改めて計算してみるべきでしょう。

一日あたりでちょっとした感覚で遣っているお金も、1ヶ月あたりなら想定外の金額になっているかもしれません。

「思っていたよりもお金を遣ってた!」となれば、自然に生活習慣も変わる可能性があります。

最近ではスマホアプリなどでも家計簿があるので、そちらを活用するのも良いでしょう。

節約後の一人暮らしの一ヶ月あたりの支出詳細

では、ある程度節約できた場合、総務省の統計データと比べてどのくらい支出を抑えることができるのか、節約後と比較した平均支出をみてみましょう。

内訳 平均支出額(月) 節約後 節約方法
食料 40,202円 24,000円 3食自炊で
住居 20,349円 20,349円 賃貸か持家か、地域にもよるので平均のまま
水道・光熱 11,667円 8,000円 節電や節水を心がける
家具・家事用品 4,413円 4,413円 必需品なので平均のまま
被服・履物 6,512円 6,512円 世代によってはもっとお金がかかる可能性もあるので平均のまま
保健医療 7,107円 5,000円 若い世代なら平均より安くなる可能性あり
交通・通信 18,717円 16,000円 MVNOの格安SIMでスマホ代を安くできる
教養娯楽 17,771円 10,000円 節約しやすいので、まずは1万円以内に抑える
その他 33,317円 30,000円 出費を把握し、まずは平均以下に
合計 160,056円 124,274円

項目ごとにできるだけ節約をすれば、平均約16万円の支出が12万円くらいにできる可能性もあるのです。

住居費など、総務省の統計データをそのまま据え置いたものもあります。例えば東京都内で賃貸物件に住んでいるなら、上記表より高額になってしまうかもしれません。

すべての単身者が月12万円で暮らせるというわけではありませんが、内訳ごとに支出を改めてチェックすれば、節約のきっかけになるのではないでしょうか。

収入が多ければ問題ない?

同じ単身者でも手取り20万円の方もいれば、手取り40万円や60万円の方もいます。

収入が平均以上の方でも、平均以上に出費をしてしまえば、「お金が足りない」、「なかなか貯金ができない」状況になりかねません。

そういった意味でも、ある程度の平均支出は知っておいたほうがいいのです。

夫婦2人暮らし~4人家族の場合は?

独身の方が結婚し、子供ができれば、一人暮らし→二人暮らし→三人暮らし…と世帯数がひとりずつ増えていきます。

単純に生活支出は2倍、3倍…となっていくのでしょうか?

「お金が無いから結婚したくない!」と思っている方も最近では多いといいますが、世帯人数が増えた場合の支出の内訳をいくつかご紹介します。

食料の支出

総務省の統計データの食料の世帯数別の平均支出が以下になります。

世帯数 食料の平均支出額(月) 1人あたり1日
1人 40,202円 1,340円
2人 63,028円 1,050円
3人 72,858円 810円
4人 79,387円 662円

家族の人数が増えるほど、一人あたりの食料費が減ることがわかります。

例えば、三人家族や四人家族で毎晩外食している家庭は滅多にないでしょう。

外食よりも自炊の割合が増え、さらに人数が増えることで食材を効率よく使用できるので、一人あたりの支出も減っていくのです。

水道・光熱の支出

総務省の統計データの水道・光熱の世帯数別の平均支出が以下になります。

世帯数 水道・光熱の平均支出額(月) 1人あたり1日
1人 11,667円 389円
2人 20,348円 339円
3人 23,852円 265円
4人 24,975円 208円

一人暮らしから二人暮らしになれば、水道光熱費は約倍にはなりますが、もっと家族が増えれば一人あたりの支出は減少します。

教育の支出

総務省の統計データの教育の世帯数別の平均支出が以下になります。

世帯数 教育の平均支出額(月) 1人あたり1日
1人
2人 515円 9円
3人 8,392円 93円
4人 26,658円 222円

教育費は一人暮らしの場合、限りなくゼロに近いので平均はありません。

2人世帯の場合はシングルマザーなど、子供との二人暮らしが想定できます。

食料や水道光熱費などは、家族数が増えるにつれ一人あたりの負担が軽くなりますが、教育費は子供一人、子供二人…と、数が増えると純粋にその分が負担になっていきます。

まとめ

総務省の統計データを見ると、家族の人数が増えても思ったより支出は少ないと思う方もいるかもしれません。

しかし一人あたりの支出が少なかったとしても、男性であれば自分一人でそれをすべて負担しなくてはならない可能性もあります。

そういった意味でもなるべく一人暮らしのうちから節約することを習慣付けて、少しでも貯金をしておきたいものです。

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