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「人並みの給料は貰っているのに、全く貯金できない!」、「生活はいつもギリギリ…」という方は、もしかしたら人よりお金を遣いすぎているのかもしれません。

平均的な出費額を知ることで、改めて自分の生活費を見つめなおしてみてはいかがでしょうか?

生活費に関するアンケートや調査などは様々な媒体で行われていますが、今回は総務省の統計データを中心に説明していきます。

ここで言う「支出(生活費))には、税金や社会保険料は含みません。

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一人暮らしの生活費平均は約16万円

総務省統計局の2015年のデータによると、単身者(平均年齢58.9歳)の1ヶ月の平均の支出は160,057円となっています。

(参照:総務省統計局

ちなみに世代別では以下のようになります。

 

年齢 平均支出額(月)
34歳以下 168,351円
35~59歳 177,085円
60歳以上 148,890円

 

34歳以下は平均約17万円

総務省のデータでは34歳以下で一括りになっていますが、社会人デビュー直後の20代と、ある程度実績を積んだ30代では収入に差があるでしょう。

20代であれば平均以下、30代なら平均以上になると推測できます。

35~59歳は最も支出が多く平均約18万円

35歳から59歳が年齢的に最も支出が多い世代になります。

働き盛りで、年収もピークであろう中年世代が最も出費が多いのは当然かもしれません。

60歳以上の平均支出は約15万円

60歳を超えると収支も減っていきますが、お仕事を辞めていて、年金だけが収入になると、収支が収入を超える可能性があるのもこの世代の特徴です。

特に自営業者など国民年金だけを払ってきた方は、厚生年金を受給できる方に比べて受給できる金額が下がります。

総務省のデータ以上に支出があれば遣いすぎ?

総務省のデータでは、各世代合わせても支出が15万円~18万円ほどで収まっています。

しかし、人によっては「高過ぎる!手取り収入を上回っている!」、「低すぎる、そんな金額では暮らせない!」など、思うところもさまざまでしょう。

では、何にいくら遣っているのか、平均の内訳を見てみましょう。

一人暮らしの生活費平均の内訳

 

内訳 平均支出額(月)
食料 40,202円
住居 20,349円
水道・光熱 11,667円
家具・家事用品 4,413円
被服・履物 6,512円
保険・医療 7,107円
交通・通信 18,717円
教養娯楽 17,771円
その他 33,317円
合計 160,056円

 

状況によって支出に差があるのは当たり前ですが、上記の表で「?」と思うのが、「住居(家賃)が2万円349円」という部分です。

都心に比べて地方ならかなり家賃相場も下がりますが、ひとり暮らしの物件とはいえ、全国平均2万円はいくらなんでも安すぎるでしょう。

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(参照:ホームアドパーク

ホームアドパークというサイトによると、各地方の家賃の「1Kの賃貸物件の相場」として以下のように説明しています。

北海道(札幌市):3.3万円
北陸・甲信越(金沢市):3.8万円
首都圏(東京23区):7.6万円
東海(名古屋市):4.8万円
近畿(大阪市):5.1万円
中国・四国(広島市):4.5万円
九州・沖縄(福岡市):3.9万円

総務省のデータがなぜこうなるかというと、一般の賃貸物件に住んでいない方も含んでいるからです。

持ち家なら家賃支出はゼロですし、公営住宅なども一般の家賃相場よりかなり安いはずです。

つまり、例えば月5万円の賃貸物件に住んでいるのであれば、総務省の平均データの16万円にプラス3万円し「月19万円の支出なら、平均に近い出費」と考えていいでしょう。

学生のひとり暮らしの平均支出

上記までは総務省統計局のデータを元に説明してきましたが、実はこれには「学生の単身者」が含まれていません。

大学生や短大生、専門学生などになれば、実家から離れて一人で暮らしている方も多いでしょう。

生活費として平均的にどれくらい遣っているのでしょうか。

日本学生支援機構のデータをチェック

学生の生活費の平均は日本学生支援機構が調査をしています。

(参照:日本学生支援機構

「下宿、アパートなどから通っている4年制大学の昼間部」の平均支出が以下になります。

寮から通っている人は含まれません。また、学費関連の支出は省略しています。

 

内訳 平均支出額(月)
食料 21,975円
住居・光熱費 37,325円
保健衛生費 3,042円
娯楽・嗜好品 11,767円
その他日常費 12,475円
合計 86,583円

 

月に約8万6千円の出費のうち、約3万7千円が住居・光熱費と、半分近くを占めます。

それについで多いのが食費となり、最低限生きるための出費がほとんどです。

では、自宅から通っている学生はどうでしょうか。

 

内訳 平均支出額(月)
食料 8,125円
住居・光熱費
保健衛生費 3,050円
娯楽・嗜好品 10,808円
その他日常費 11,183円
合計 33,167円

 

居住費がゼロになるのはもちろん、食料の支出もぐっと減ります。

実家から通うのとひとり暮らしをするのでは、月に5万円以上も支出に差があり、1年で考えれば60万円以上、それが4年間なら約250万円ほどにもなります。

支出を抑えるために実家から近い大学を選ぶか、お金をかけてもいいから希望の大学に進むか、高校生の段階で考える必要があるのです。

2人暮らしでの生活費平均は約26万円

では、2人暮らしの場合の生活費はどうでしょうか?

総務省統計局の2015年のデータによると、二人世帯(世帯主の平均年齢66.8歳)の1ヶ月の平均の支出は257,037円とのことです。
内訳が以下になります。

 

内訳 平均支出額(月)
食料 63,028円
住居 18,765円
水道・光熱 20,348円
家具・家事用品 9,346円
被服・履物 8,998円
保険・医療 13,932円
交通・通信 33,748円
教育 515円
教養娯楽 26,176円
その他 62,181円
合計 257,037円

 

ここでも住居(家賃など)の支出が18,765円と非常に安いのが特徴で、むしろ単身世帯より安くなっています。

平均年齢が約67歳とやや高めで、持ち家率が85.6%(家賃・地代を支払っている世帯の割合は13.6%)などが理由でしょう。

平均的な相場の賃貸物件などに住んでいる方は、支出がもっと高額になるはずです。

しかし、ひとり暮らしより2人で暮らす方が1人あたりの支出は抑えられそうです。

では同じ「2人暮らし」でも、以下の様なケースの生活費はどうでしょうか?

・同性カップル
・新婚夫婦
・母子家庭

同棲カップルの生活費平均の目安は約18万円

結婚する前にある程度の期間、お互いを知るために一緒に暮らすカップルも珍しくありません。

残念ながら総務省の統計では「同性カップル」に特化したデータが無いのですが、ある程度それに近いものをピックアップしてみました。

以下の条件の支出データをご紹介します。
・年齢24歳以下
・夫婦のみ、または子供がいる(世帯人員平均2.96人)
・女性が働いている割合39.6%
・持ち家率9.4%(家賃を払っている割合79.4%)

…ということで、ある程度一般的な「同棲」の状況に近いでしょう!以下が内訳になります。

 

内訳 平均支出額(月)
食料 37,541円
住居 45,666円
水道・光熱 15,521円
家具・家事用品 7,581円
被服・履物 5,638円
保険・医療 13,589円
交通・通信 26,517円
教育 2,623円
教養娯楽 7,702円
その他 20,907円
合計 183,285円

 

住居費が他と比べて高額(約4.5万円)ですが、これはあくまでもすでに結婚しているカップルのデータです。

同棲カップルとなると、持ち家や公営住宅に住む可能性も低いですし、さらに住居費は高額になるかもしれません。

また、お互いまだ結婚するかどうかはっきりしない状況です。

支出額は約18万円で、2人暮らし全体の26万円よりかなり低いですが、それを折半するのか、ほとんどを男性が負担するのか…各カップルで状況はさまざまでしょう。

一緒に生活を開始することで、お互いの性格の面はもちろん、お金に対する考え方も分かってくるかもしれません。

新婚夫婦の生活費平均は約21万円

同棲カップルと同じく、残念ながら「新婚夫婦」の支出データも総務省にはありません。

新婚夫婦のデータについては、結婚に特化した情報誌「ゼクシイ」を運営するリクルートブライダル総研のデータを見てみましょう。

首都圏、東海、関西のゼクシイ会員に行った2015年に約1年以内に結婚した方を対象に行なった調査では、生活費として21万1千円が平均支出です。

内訳としては以下のようになります。

 

内訳 平均支出額(月)
食料 39,000円
家賃(賃貸の場合) 90,000円
水道・光熱 23,000円
被服・理容費 15,000円
保険・医療 21,000円
趣味・レジャー 23,000円
合計 211,000円

 

1人あたり約10万円と考えれば、むしろ独身時代より金銭的に負担がかるくなるかもしれませんが、奥さんが妊娠し、赤ちゃんができれば状況は変化します。

当然奥さんは一時的に仕事ができなくなるので、支出はご主人1人で負担するようになるかもしれませんし、子供が大きくなれば幼稚園などのプラスアルファの支出も必要になります。

奥さんが専業主婦になるのか、出産後仕事に復帰するのか、子供ができる前にある程度のシミュレーションは必要といえるでしょう。

(参照:リクルートブライダル総研

母子家庭の生活費平均は約19万円

総務省統計局の2014年のデータによると、母子家庭(母親が働いていて、18歳未満の未婚の子供がいる2人以上の世帯)の一ヶ月の平均の支出は190,464円とのことです。

 

内訳 平均支出額(月)
食料 46,619円
住居 27,441円
水道・光熱 14,950円
家具・家事用品 5,639円
被服・履物 7,956円
保険・医療 4,855円
交通・通信 29,264円
教育 13,893円
教養娯楽 15,574円
その他 24,273円
合計 190,464円

 

2人暮らし全体の平均(約26万円)と比較すると支出は少ないです。

しかし、共働きであれば、支出を折半して1人あたり13万円にできますが、シングルマザーの場合は1人で19万円と、やはりその負担は大きいです。

住居(家賃など)の支出が高め(全体:約1.9万円、母子家庭:約2.7万円)というのも特徴です。

持ち家率が低く、賃貸物件に住んでいる割合が高いので、こういう結果になります。

支出を抑えるのであれば、実家で暮らしたり、補助金制度を最大限に利用するなど対策が必要です。

(参照:失業手当だけじゃない!ハローワークでもらえる14の手当

3人家族の生活費平均は約30万円

総務省統計局の2015年のデータによると、3人世帯(世帯主の平均年齢57.1歳)の1ヶ月の平均の支出は293,484円とのことです。

 

内訳 平均支出額(月)
食料 72,858円
住居 20,263円
水道・光熱 23,852円
家具・家事用品 11,373円
被服・履物 11,837円
保険・医療 12,396円
交通・通信 41,788円
教育 8,392円
教養娯楽 26,922円
その他 63,803円
合計 293,484円

 

3人暮らしというと、家族構成の組み合わせはいろいろ考えられますが、両親プラス子供が1人が基本となるでしょう。

上記データでは3人のうち働いているのが1.57人で、世帯主だけが働いている、もしくは共働きということに。

共働きで生活費30万円ならまだしも、1人で毎月30万円を生活費として負担するとなると、非正規社員や新入社員などにとってはなかなかキツイかもしれません。

家族の人数が増えるごとに支出はアップしますので、このあたりから本気で節約などやりくりを考える必要が出てきます。

4人家族の生活費平均は約32万円

総務省統計局の2015年のデータによると、4人世帯(世帯主の平均年齢49.1歳)の1ヶ月の平均の支出は293,484円とのことです。

 

内訳 平均支出額(月)
食料 79,387円
住居 15,321円
水道・光熱 24,975円
家具・家事用品 11,012円
被服・履物 14,043円
保険・医療 10,891円
交通・通信 45,675円
教育 26,658円
教養娯楽 31,819円
その他 55,121円
合計 314,902円

 

3人が4人になっても支出にそれほど大きな違いはありません。

教育費が8,392円(3人)から26,658円(4人)になったことが比較的顕著な違いでしょう。

5人家族の生活費平均は約34万円

総務省統計局の2015年のデータによると、5人世帯(世帯主の平均年齢48.8歳)の1ヶ月の平均の支出は337,995円とのことです。

 

内訳 平均支出額(月)
食料 88,399円
住居 13,269円
水道・光熱 28,586円
家具・家事用品 11,768円
被服・履物 14,705円
保険・医療 11,382円
交通・通信 51,027円
教育 29,658円
教養娯楽 34,356円
その他 54,845円
合計 337,995円

 

3人家族:約30万円→4人家族:約32万円→5人家族:約34万円と、3人以降は1人増えるごとに約2万円支出が増えるのがわかります。

総務省データの「食費」は高すぎ?

総務省のデータでは3人暮らしで「食料:72,858円」、5人暮らしで「食料:88,399円」ですが、やりくり上手な主婦ならこの額に「高過ぎ!」と思うのではないでしょうか。

3人家族で、1日1,000円(月3万円)の食費代をやりくりしている方も実際います。

・米など腐らないものは大量にまとめ買いする
・余分に買った食材も上手に使うか保存する

…など、購入方法や食材の活用方法は、工夫次第でかなり節約できるのです。

また、節約するには外食ではなく自宅での食事が基本です。

まとめ

今回、総務省のデータを軸に家族人数やタイプ別に生活費の平均をご紹介してきましたが、「3人家族なら30万円ないと生活できない」という趣旨ではありません。

平均ということは、平均以下の支出で上手にやりくりしている人もいるのです。

一般的にお金は「もっと稼ぐ」方向で考えがちですが、「いかに節約するか」も考えれば、より生活の質を向上させることができるのです。

(参照:【一年間で30万円貯金する方法まとめ】お金を貯めるコツは節約

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