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キャッシングの利用中に「返済がキツイ」もしくは「少しでも利息の負担を減らしたい」という時に有効な手段が借り換えです。

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そもそも「借り換え」って何?

キャッシング用のカードローンというのは、基本的な利用法はだいたいどれも同じですが、利用条件に細かい違いがあります。

利用条件の悪いカードローンから利用条件の良いカードローンに借り換えれば、負担が軽くなったり、お得になったりするということです。

住宅ローンや教育ローンの借り換えと同じようなものです。

どのカードローンに借り換えるべきか

借り換えを検討する際に最低限押さえておきたいポイントは、
①金利
②最少返済額

の2点です。

上記を踏まえずに借り換えてしまうと、むしろ負担が大きくなってしまう可能性があります。

金利は低ければ低いほど良い

例えば、50万円を借りていて2万円返済するとします。

もし金利が14%だとすれば、
50万円x14%÷12=5,833円が利息になります。
2万円-5,833円=14,167円が返済に充てられる金額になります。
50万円-14,167円=返済後の借入れ残高は485,833円となります。

もし金利が18%であれば、
50万円x18%÷12=7,500円が利息になります。
2万円-7,500円=12,500円が返済に充てられる金額になります。
50万円-12,500円=返済後の借入れ残高は487,500円となります。

50万円借りていて利率が4%違うと、利息に約1,600円の違いが出ます。

「たいした差ではない」と思われるかもしれませんが、そういった小さな差が長期間になれば大きな違いになってくるのです。

また当然ですが、金利が低いほうが先に完済できます。

借り換えるカードローンは「金利は低ければ低いほど良い」という認識でいいでしょう。

(参照:低金利のカードローン業者の選び方

最少返済額が少額なら融通が利く

上記で50万円借り入れている場合に2万円を返済するという例を説明しました。

返済額が2万円ではなく1万円だったとすれば、半分以上が利息の負担になるので、借金がなかなか減らないということになります。

返済金額は大きければ大きいほど完済までが早く、結果的に利息の負担も軽く済むということです。

しかし、返済金額というのは、カードローン会社で決められた「最少返済額」以上の金額を返済するのは自由ですが、最少返済額未満の金額を返済するというのは基本的にできません。

返済がキツイ状況であれば、なるべく最少返済額が少額なカードローンに借り換えたほうが融通が利くので安全です。

(参照:返済方法の基本的なポイント

借り換えでおすすめのカードローンは?

では、上記2点をふまえて、具体的にどのカードローンが借り換えに適しているか考えていきましょう。

金利の低いカードローン

低金利のカードローンというと、「銀行系カードローン」になります。

消費者金融系カードローンは上限金利18%ほどになり、金利は高めです。
借り換えとして優先的に考えるカードローンではありません。

銀行系カードローンでも金利はさまざまです。
比較的低金利のカードローンを最高金利(上限金利)が低い順に並べてみました。

 

銀行名 カードローン名 金利(実質年率) 限度額
みずほ銀行 カードローン

(エグゼクティブプラン)

3.5%~7.0% 200万円~1,000万円
住信SBIネット銀行 Mr.カードローン

(プレミアムコース)

2.49%~7.99% 10万円~1,000万円
東京スター銀行 スターカードローン

(のりかえローン)

7.8%~9.8% 50万円~1,000万円
イオン銀行 カードローンBIG 3.8%~13.8% 30万円~800万円
みずほ銀行 カードローン

(コンフォートプラン)

4.0%~14.0% 10万円~1,000万円
三井住友銀行 カードローン 4.0%~14.5% 10万円~800万円
楽天銀行 スーパーローン 4.9%~14.5% 10万円~500万円
三菱東京UFJ銀行 バンクイック 4.6%~14.6% 10万円~500万円
住信SBIネット銀行 Mr.カードローン

(スタンダードコース)

8.99%~14.79% 10万円~300万円
セブン銀行 カードローン 15.0% 50万円

上記のカードローンは最高金利が15%以下のものです。
「金利18%の消費者金融系カードローンを利用している」ということであれば、借り換える価値は十分あるでしょう。

(参照:本当に低金利?カードローンの金利の見方

最少返済額が少額なカードローン

では、上記カードローンの最少返済額を見てみましょう。

 

銀行名 カードローン名 最少返済額
みずほ銀行 カードローン

(エグゼクティブプラン)

1万円
住信SBIネット銀行 Mr.カードローン

(プレミアムコース)

2,000円
東京スター銀行 スターカードローン

(のりかえローン)

4,170円
イオン銀行 カードローンBIG 3,000円
みずほ銀行 カードローン

(コンフォートプラン)

1万円
三井住友銀行 カードローン 1万円
楽天銀行 スーパーローン 3,000円
三菱東京UFJ銀行 バンクイック 2,000円
住信SBIネット銀行 Mr.カードローン

(スタンダードコース)

2,000円
セブン銀行 カードローン 5,000円

※各カードローンの最少返済額は、借りている金額や限度額などによって条件が違ってきます。
上記の表は最少返済額が高めか低めかという参考程度にしてください。

最低でも1万円返済しなくてはならないカードローンもあれば、2千円で済んでしまうカードローンもあるということがお分かり頂けると思います。

借り入れ額によっては返済も長期になることもあります。
月々の最少返済額が少なければ、「余裕があるときは多めに、余裕がないときは少ない金額を返す」といった、より自由度の高い返済が可能になります。

最少返済額が少額なら積極的に繰り上げ返済を!

返済額が少なければ、返済の負担は軽いですが、毎月最少返済額だけを返済するようになると、なかなかローン残債が減らないので注意が必要です。

上記にあげたカードローンの中では2,000円が最少返済額で最も低い額になります。
実際に「2000円だけ返済していくとどうなるか」バンクイックの例で見てみましょう。

バンクイックは10万円以下の場合で返済額が2,000円になるので、「10万円を借り入れ、最少返済額だけ返済していく」とします。

 

返済回数 借入れ残高 返済額 元金充当分 利息
100,000
1 99,216 2,000 784 1,216
2 98,423 2,000 793 1,207
3 97,620 2,000 803 1,197
4 96,807 2,000 813 1,187
5 95,984 2,000 823 1,177
6 95,151 2,000 833 1,167
7 94,308 2,000 843 1,157
8 93,455 2,000 853 1,147
9 92,592 2,000 863 1,137
10 91,718 2,000 874 1,126
11 90,833 2,000 885 1,115
12 89,938 2,000 895 1,105

 

10万円借りて、毎月最少返済額である2,000円だけ返済していくと、1,000円以上が利息として徴収され、残りの数百円しか元金に充当(返済)されません。

1年かけて返済しても1万円ちょっとしか負債額が減らないので、細く長く借金を抱えるような状況になります。

毎月の負担が軽いのであまり気にはならないかもしれませんが、結果的に金利が高いカードローンよりも利息の合計が高額になってしまう可能があります。

最少返済額が低いカードローンを利用する際には、自動引き落としだけでなく、ATMなどを利用して積極的に繰り上げ返済をしていくことが重要なのです。

(参照:借入れしたら利息はいくら?金利と返済額で利息の総額は決まる

借り換えにお勧めのカードローン

金利が低く、なおかつ最少返済額が少なめのカードローンというと、以下の4つのカードローンになるでしょう。

 

銀行名 カードローン名 金利(実質年率) 最少返済額
住信SBIネット銀行 Mr.カードローン

(プレミアムコース)

2.49%~7.99% 2,000円
東京スター銀行 スターカードローン

(のりかえローン)

7.8%~9.8% 4,170円
イオン銀行 カードローンBIG 3.8%~13.8% 3,000円
三菱東京UFJ銀行 バンクイック 4.6%~14.6% 2,000円

 

(参照:住信SBIネット銀行Mr.カードローン【審査やメリット徹底解説!】
(参照:銀行系に借り換えなら東京スター銀行「のりかえローン」
(参照:イオン銀行カードローンBIG【審査基準や特徴まとめ】

金利が低い=審査が厳しい

金利の低いカードローンをすんなり利用できれば一番ですが、基本的にカードローンというのは金利が低いほど審査が厳しくなります。

審査の甘さも含めて考えると、三菱東京UFJ銀行バンクイックが狙い目といえそうです。

(参照:【三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック】の審査や申込みまとめ

借り換えするべきタイミングは?

より条件の良いカードローンに借り換えるという事は、ワンランク上のカードローンに改めて申し込むということになります。

審査基準が今利用しているカードローンよりも厳しくなる可能性は高いですし、すでに借入れがあるという状況なので、借入れが無い状況で申し込むよりも審査は厳しくなるでしょう。

属性が向上した時やクレジットヒストリーが良好な時が狙い目

「最初に銀行系カードローンに申し込んだが審査に落ちたので、消費者金融系カードローンを利用している」という方も多いかもしれません。

そういった方であれば、なぜ自分が銀行系カードローンの審査に落ちたのかを考えてみれば、再度申し込んで審査に通るかどうか、ある程度予想できるかもしれません。

例えば当時の状況として、

・就職、または転職したてで勤続年数が短かった
・過去2年くらいの間に返済遅れがあった
・2ヶ月以上の延滞があってから5年経過していなかった
・クレジットカードも含めてローンを利用した経験が無かった
・他社からのローン残りが年収の3分の1近くあった
・フリーターで定職に就いておらず、収入が安定していなかった
・家庭環境や住まいが支出の多い状況だった

カードローンの審査というのは、総合的な判断になるので、「これが原因で審査に落ちた」というのが特定しにくいものです。

しかし、上記に当てはまるようなことがあり、現在はその状況が改善されているということであれば、より条件の良いカードローンに申し込んでみる価値はあります。

(参照:基準はあるの?カードローンの審査に通りやすい4つのポイント

申し込みは1社ずつ

仮に別のカードローンに申し込んで審査に落ちたとしても、現在利用しているカードローンに悪影響はありません。

「試しに申し込んで、ダメなら今のカードローンを使い続ければいい」という感じで申し込んでみるのもOKです。

しかし、同時にあまりたくさんのカードローンに申し込むと申し込みブラックになってしまいますので、普通に申し込めば審査に通るものも通らなくなってしまいます。

借り換え用のカードローンの場合もなるべく1社ずつの申し込みがベストです。
信用情報機関に申し込み情報が記録される6ヶ月の間に2~3件くらいにとどめておいたほうがいいでしょう。

(参照:ブラックって何?意外な理由にも要注意

消費者金融に借り換える意味ある?

現在消費者金融系カードローンを利用していて、別の会社の消費者金融系カードローンに借り換えるというのは、あまり意味が無いでしょう。

「24時間即時振込み」ができるかどうか、「無料で利用できるATMがあるかないか」といった違いはありますが、金利などの基本的な利用条件は各社横並びだからです。

複数の借り入れを1社にまとめるなら価値はある

例えば、金利18%で限度額50万円のカードローン3社と契約している状況なら、実質的に金利18%で150万円までキャッシングができるという状況になります。

しかし、消費者金融ローンは貸金業法の対象になり、限度額が100万円を超える場合、金利は15%以下にしなければなりません。

つまり、1社で150万円の限度額にすれば金利は15%以下になり、18%ということはありえないのです。

消費者金融で借り換える場合は、おまとめにして限度額が100万円を超えるかどうかが重要なポイントになります。

(参照:貸金業法ってなに?

消費者金融で借り換えるデメリット

消費者金融の場合、返済の負担を軽減するための目的であれば、総量規制の対象外になるという特徴があります。
年収の3分の1以上借りられるということです。

そのため、銀行系カードローンのように一般の方が利用するのと同じ条件のカードローンに借り換えるのではなく、借り換え(おまとめ)専用のローン商品を利用することになります。

消費者金融の借り換ローンの場合、返済専用になってしまい、追加で借り入れるということができなくなってしまうものが多いです。

以下が主な消費者金融であつかう借り換え(おまとめ)ローンになります。

 

商品名 限度額(最大) 金利 利用条件
アコム(貸金業法に基づく借換え専用ローン) 800万円 3.0%~18.0% ・返済専用(追加の借入は不可)

・おまとめ対象は貸金業者からの借入のみ(銀行、クレジットカードのショッピング等は対象外)

プロミス(貸金業法に基づく おまとめローン) 300万円 6.3%~17.8% ・返済専用(追加の借入は不可)

・おまとめ対象は貸金業者からの借入のみ(銀行、クレジットカードのショッピング等は対象外)

アイフル(おまとめMAX) 500万円 12.0%~15.0% ・返済専用(追加の借入は不可)

・銀行、クレジットカードのショッピング等もおまとめ対象

・アイフルを利用中、または利用したことがある方が対象

アイフル(かりかえMAX) 500万円 12.0%~17.5% ・返済専用(追加の借入は不可)

・銀行、クレジットカードのショッピング等もおまとめ対象

・アイフルの利用が初めての方が対象

「返済するだけで追加のキャッシングができない」というのはデメリットではありますが、より確実に借金を減らせる方法ではあります。

債務整理するかどうかというギリギリの状態であれば、検討してみる価値はあります。

(参照:おまとめローンとは

まとめ

カードローンの借り換えについて説明していきました。
他社からの借入れが無く、新規でカードローンを検討している人にはあまり関係の無い話しにも思えます。

しかし「あとからでも借入れ先は変更できる」ということは、初めて申し込むカードローンにそれほど拘らなくても良いということでもあります。

例えば、急いでお金を借りたい場合などはとにかく「審査に可決すること」が重要になります。
金利などの条件はさておき、とりあえず審査基準が緩いカードローンを選択しても大きな問題ではないということです。

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