「WEB完結」という、カード無しのキャッシングを扱っていることで有名な「モビット」です。
今回は「WEB完結」以外の点も含めて、申込みやすさ、利用しやすさなど、幅広い内容を他社との比較を交えながら詳しく説明していきます!
モビットの利用を検討している方はぜひ参考にしてみてください!
(参照:モビット)
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モビットの「WEB完結」って何?
「WEB完結」は、一言で言えば、「申込み~キャッシングまでインターネット上だけで行う」というものです。
・勤務先への在籍確認の電話が無い
・契約書など郵送物が無い
・ATMで利用できるカードが無い
上記の点が一般のカードローンとの違いになります。
普通ならあるべきインターネット以外のプロセスが「無い」のです。
(参照:都合で選べるカードローンの申し込み方法)
なぜ「在籍確認の電話無し」が可能なのか
カードローン会社から自分の仕事先に電話をかけて確認をする「在籍確認」というのは、あまり気持ちのいいものではありません。
また、万が一でもカードローンの審査結果に在籍確認が影響するのであれば、できれば避けたいものです。
そういった理由で「在籍確認の電話なし」のモビットWEB完結を選ぶ方もいるのではないでしょうか。
電話の代わりに書類が必要
カードローンでは、夜間や週末など電話で在籍確認ができない場合に、書類の提出で済ませてくれる場合があります。
モビットのWEB完結は、その方法を基本にしているのです。
(参照:職場へ在籍確認の電話なしでカードローン利用できる?)
WEB完結申込みで必要な書類
①本人確認書類
運転免許証、パスポート
②収入証明書(以下のいずれかのコピー)
源泉徴収票、税額通知書、所得証明書、確定申告書、給与明細書(直近2ヶ月)
③勤務先を証明できる書類(以下の2つ)
健康保険証、給与明細書(直近1ヶ月)
一般的なカードローンで少額な限度額の契約であれば、免許証などの本人確認書類だけで済んでしまいます。
しかし、モビットのWEB完結の場合、限度額にかかわらず、収入証明書と勤務先を証明する書類が必要になります。
(参照:収入証明書が不要のカードローンの選び方)
銀行口座が指定される
モビットWEB完結は、三井住友銀行または三菱東京UFJ銀行の口座がある方でないと申込みができません。
さらに振込キャッシングは上記口座宛てに限定されますし、その口座から自動振替で返済するという条件も盛り込まれています。
メガバンクなので、比較的多くの方が口座を持っているでしょう。
しかし、もし持っていなかったら、あらためて口座を作る必要があるので、時間がかかります。
契約はどうやって行うのか
契約もインターネットを介してパソコンの画面上で行うことができます。
他のカードローンでも同様にWEB上で契約してすぐに振込キャッシングという流れが可能です。
しかし、あとから「契約確認書」といった名目で書類が郵送されてくる場合が多いです。
しかし、モビットWEB完結では契約に関する書類の郵送もありません。
差出人名を変えてカードローンとばれないように送っては行くれる場合が多いですが、家族バレが気になるなら、なるべく郵送物は無い方がいいでしょう。
カード無しでどうやってお金を借りるのか
(参照:モビット)
モビット会員サイトから指定口座へ入金させるという振込キャッシングが利用できます。
というより、この方法に限定されるといったほうがいいでしょう。
カードありのカードローンの場合でも、振込キャッシングは利用でき、それに加えATMからも借りられるのです。
口座に入金された後は
銀行口座に入金された後、現金を手にしたいのであれば、銀行のキャッシュカードでATMから下ろすということになります。
ネットで借りて、ネット上で決済する(ネットショップなど)のであれば、特に不都合はありません。
モビットWEB完結最大のデメリット
モビットWEB完結では、平日の9:00~15:00しか、キャッシングできないというのが最大のデメリットでしょう。
厳密に言えば、14:50までに手続きをしないと翌日以降の入金になります。
例えば、金曜日の夜にお金を借りたいとなっても、実際に入金されるのは月曜日の9時です。
普通のカードありのカードローンなら、いつでも近所のコンビニに行けばATMでキャッシングできるのです。
振込みキャッシングなら別のカードローンの方が・・・
「ネット上で手続きして、口座振込みに特化したローンを利用したい」という、ちょっと今どき風の考えでモビットのWEB完結を選ぶ方もいるかもしれません。
しかし、そういった意味では他社の方が便利かもしれません。
(参照:即日に口座振込みできるカードローンまとめ)
即時振込サービス
カードローンによっては、特定の銀行の口座に対して、平日の9時~15時といった時間関係なしに、24時間即時に振り込まれるサービスを展開しています。
アコムであれば楽天銀行の口座、プロミスであれば、三井住友銀行とジャパンネット銀行で即時振込みキャッシングが可能です。
即時振込できる口座 | |
モビット | 無し |
プロミス | ①三井住友銀行
②ジャパンネット銀行 |
アコム | 楽天銀行 |
アイフル | 無し |
ノーローン | 楽天銀行 |
オリックスVIPローンカード | ジャパンネット銀行 |
モビットWEB完結は、WEB専用のキャッシングですし、口座もあらかじめ条件として2種類に限定されています(三菱東京UFJ銀行か三井住友銀行)。
その状況で、即時振込みのサービスが無いというのは正直ちょっと残念です。
カードローンとWEB完結どっちが即日に借りやすい?
モビットWEB完結は電話が無い、郵送物も無いということで、申込みプロセスが簡素化されています。
申込みから初回の借入れまでも早く済みそうですが、実際どうでしょうか。
WEB完結だからといってスピーディーではない
WEB完結は電話のやり取りがない代わりに書類のやり取りが増えます。
カードローン側としては書類の確認の時間がかかりますし、申込み者側としては複数の書類をWEB経由で提出するという手間が増えます。
審査など基本的な部分はWEB完結も通常のカードローンもほぼ同じなので、どちらのほうが早いということは言えないのです。
カードローンなら無人契約機がスピーディー?
大手消費者金融系カードローンや一部の銀行系カードローンでは無人契約機を設置しており、申込みからカード受け取りまで、1時間前後で済むというものがほとんどです。
モビットの「ローン契約機」は他社より時間がかかる
モビットの無人契約機「ローン契約機」は他社の無人契約機とは、利用の流れがちょっと違います。
無人契約機というと、普通、申込み開始からカード受け取りまで、ずっとその場にいます。
審査も契約機で手続き中に行われます。
しかし、モビットのローン契約機は
①申込み
②カード受け取り(この時点ではカードは利用できない)
↓
一旦外に出て、審査回答を待つ
↓
③審査可決ならカードが利用できるようになる。
という流れになります。
サクッとカードの受け取りまでができる反面、審査回答は「一旦お引取りいただいた後」になるのです。
他の無人契約機であれば、申込み客がそこで待っているので、審査はインターネット申込みの方よりも優先的に処理されます。
しかし、モビットの場合、一旦無人契約機から離れるので、他のインターネット申込みの方とほぼ同列に処理される可能性があります。
インターネットからの申込み、ローン契約機での申込み、どちらも審査時間は概ね2~3時間かかると思ったほうがいいでしょう。
無人契約機でカードローンを申し込むのと、WEB完結を自宅から申し込むのとでは、大きな時間の差は無いのです。
土日祝日、平日の午後ならローン契約機が有利
WEB完結の場合、審査や契約が済んでも、銀行営業時間内でないと、入金が反映されません。
土日祝日、平日でも午後の申込みなら、実際にカードを手にすることができる無人契約機を利用したほうがいいです。
無人契約機なら17時までに行く!
21時まで営業しているモビットのローン契約機ですが、審査が2~3時間かかるので、17時くらいまでに申込みを開始しないと、当日中の審査回答は厳しいです。
もっとも効率的なモビット即日キャッシング方法
上記で、インターネット申込みとローン契約機からの申込みについて説明しましたが、合わせ技も可能です。
実際にモビット担当者に聞いた、もっとも効率的で、スピーディーに手続き完了できる申込み方法が以下の流れになります。
②パソコンやスマートフォンで本人確認書類の画像を送信
③WEB上で契約
④ローン契約機でカード受け取り
ローン契約機での申込みもインターネットからの申込みも、審査時間はともに2~3時間くらいかかるというのはすでに説明しました。
つまり、ローン契約機に行くまでの時間を考えれば、自宅などから申込んだ方がいいのです。
例えばローン契約機に行くまでに1時間かかるとすると、ローン契約機で18時から申込むよりも、自宅から17時に申し込んだ方が審査回答を早く得られるのです。
また、モビットはインターネットで申し込んだにしても「急ぎの場合は電話をしてください」としています。
(参照:モビット)
なので、急ぎの場合はインターネットではなく、最初から電話するのがベストなのです。
お急ぎの場合は上記を参考にしてみてください。
モビットのスペックを徹底解説!
種類 | 総量規制 | 土日祝の審査 | 専業主婦 | 在籍確認 |
消費者金融系 | 対象 | 可 | 不可 | 要(WEB完結は無し) |
金利(実質年率) | 申し込み対象年齢 | 即日借入れ | 年金受給者 | 無利息期間 |
3.0%~18.0% | 20歳~65歳 | 可 | 不可 | なし |
限度額(最大) | 無人契約機営業時間 | レディースローン | アルバイト | 24時間即時振込 |
800万円 | 8:00~21:00 | なし | 可 | なし |
それでは、モビットの利用条件などと他社のカードローンと比較しながら解説していきます。
ちなみに、モビットの通常のカードローンとWEB完結は借入れ方法や返済方法などに違いがありますが、基本的な利用条件は同じです。
モビットは低金利?
まず、もっとも気になる部分である金利についてみていきましょう。
以下の表は代表的なカードローンの最高金利の低い順に並べたものです。
種類 | カードローン名 | 金利(実質年率) |
銀行 | 住信SBIネット銀行Mr.カードローン
(プレミアムコース) |
2.49%~7.99% |
銀行 | イオン銀行カードローンBIG | 3.8%~13.8% |
銀行 | 三井住友カードローン | 4.0%~14.5% |
銀行 | 楽天銀行スーパーローン | 4.9%~14.5% |
銀行 | 三菱東京UFJ銀行バンクイック | 4.6%~14.6% |
銀行 | じぶん銀行じぶんローン | 2.4%~17.5% |
銀行 | オリックス銀行カードローン | 3.0%~17.8% |
消費者 | プロミス | 4.5%~17.8% |
銀行 | 新生銀行レイク | 4.5%~18.0% |
銀行 | ジャパンネット銀行ネットキャッシング | 2.5%~18.0% |
消費者 | モビット | 3.0%~18.0% |
消費者 | アイフル | 4.5%~18.0% |
消費者 | アコム | 3.0%~18.0% |
モビットの最高金利18.0%というのは大手カードローンの中ではもっとも金利が高い部類です。
低金利のカードローンを探しているという方にはおすすめできませんが、消費者金融系カードローンはほぼ横並びです。
しかし、最低金利が「3.0%」というのは消費者金融の中では低い方です。
「比較的お得なのでは?」と思った方もいるかもしれません。
確かに他の消費者金融系カードローンの最低金利は4%台です。
ただこれは、最大利用限度額が違うというだけのことです。
(参照:低金利のカードローン業者の選び方)
モビットは他社よりも最大利用限度額が高め
カードローン名 | 金利(実質年率) | 最大利用限度額 |
モビット | 3.0%~18.0% | 800万円 |
プロミス | 4.5%~17.8% | 500万円 |
アイフル | 4.5%~18.0% | 500万円 |
アコム | 3.0%~18.0% | 800万円 |
モビットも以前は他社と同様、最大利用限度額は500万円でしたが、2015年9月より800万円に増額されました。
最大利用限度額が他社より高額なので、それに応じて金利が低いということです。
消費者金融系カードローンで、実際に500万円や800万円という限度額になることはまずないので、最低金利を比較する意味はないのです。
モビットでATM利用は損?
カードローンの場合、提携ATMでのキャッシングや返済の際に手数料が発生する場合があります。
銀行系カードローンは比較的無料で利用できるATMが多いですが、消費者金融系カードローンの場合、手数料無料のATMは限定されます。
カードローン名 | 手数料無料のATM |
アコム | アコムATM |
プロミス | プロミスATM
三井住友銀行ATM |
アイフル | アイフルATM |
ノーローン | レイクATM |
オリックスVIPローンカード | 三井住友銀行
ゆうちょ銀行 5万円以上の利用なら全てのATMで無料 |
モビット | 無料ATM無し |
※モビットでは2015年10月1日~2016年9月30日までは、三井住友銀行のATMで手数料無料のキャンペーンをしています。
期間限定キャンペーンなので、基本的には手数料無料のATMは無いということで、話を進めます。
消費者金融でも自社ATMや特定の提携ATMなら手数料無料で利用できます。
しかし、残念ながらモビットは自社ATMがありませんし、無料で利用できる提携ATMもありません。
ちなみに、提携ATMでの手数料というのはどのカードローンも同じです。
借入れ時、返済時ともに、
1万円以下の利用:108円
1万年超えの利用:216円
の手数料がかかります。
(参照:返済方法の基本的なポイント)
振込キャッシングなら手数料無料
モビットでキャッシングする場合、ATMを利用すれば必ず手数料が発生します。
「利息をなるべく最小限に抑えたい」ということで、必要な分だけこまめにキャッシングしていると、一方でATM手数料の負担が積み重なっていきます。
少しでも余計な負担を減らすには振込キャッシングがおすすめです。
振込キャッシングであれば、手数料は無料です。
返済時の手数料は?
まず基本的なモビットの返済方法は、
①口座振替で自動返済
②提携ATMから返済
③モビット指定の口座へ振込で返済
の3通りになります。
「①口座振替で自動返済」というのは三菱東京UFJ銀行または、三井住友銀行の口座がある方に限定されます。
「③モビット指定の口座へ振込で返済」ですが、モビットの指定口座は三菱東京UFJ銀行または、三井住友銀行になります。
つまり、上記2行の銀行口座が無い方は、「②提携ATMから返済」に限定されます。
無料で利用できるATMが無いモビットの場合、月々の返済や随時返済をするたびに必ず手数料がかかるということになってしまいます。
三菱東京UFJ銀行または、三井住友銀行の口座が無い方は、なるべく借り入れや返済の回数を抑えたほうがいいでしょう。
まとめ
利用条件などを他社と細かく比較をすると、正直劣る部分も多いモビットです。
モビットを利用するメリットは、やはり最大の個性である「WEB完結」と言えるかもしれません。
プロミスも最近WEB完結でも対応可能になりました。
しかし、在籍確認などの電話などは普通にありますし、完全にWEBだけというのは消費者金融系カードローンではモビットだけです。
モビットは特に申込みで家族や勤務先にタッチされたくないという方に利用価値があるカードローンといえるでしょう。
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