20150707
カードローンを持っていないという人は特に珍しくはありませんが、クレジットカードを持っていない人というのはかなり少数派でしょう。

両者は同じ「カード」ではありますが、全く別物です。

しかし、クレジットカードでもカードローン同様「キャッシング」が出来る場合が多いです。

「わざわざカードローンに申し込まなくても、すでに持っているクレジットカードでお金を借りればいいのでは?」と思う方も多いでしょう。

今回、カードローンでキャッシングするのと、クレジットカードでキャッシングするのとでは、何が違うのか、どっちがお得なのか、比較しながら検証していきたいと思います。

今回比較するポイントは以下になります。

①キャッシング方法
②いくら借りられるのか
③金利
④年会費
⑤返済方法
⑥申し込みから利用まで

(参照:カードローンとキャッシングの違い

スポンサーリンク

①キャッシング方法

 

キャッシング方法 クレジットカード カードローン
ATM
ネットバンキング
電話
海外ATM

キャッシング方法はクレジットカード、カードローンどちらも基本はATMと考えていいでしょう。

どのATMでキャッシングできるか、また、どの銀行口座でネットバンキングできるか、電話でキャッシング申し込みできるか否かといった細かい点は各カードで異なります。

しかし、概ね上記の表のようになります。

決定的に違うのが「海外でキャッシングできるか」という点です。

クレジットカードは国際ブランドがついている

クレジットカードには、Visa、MasterCard、JCB、アメックスといった国際ブランドが付いています。

クレジットカード会社が、海外のATMと提携していなくても、上記の国際ブランドが提携していれば、海外現地のATMを利用することができます。

vidacaruj
(参照:三井住友VISAカード

クレジットカードなら国際ブランドのロゴマークのある世界中のATMでキャッシングが可能なのです。

カードローンには国際ブランドが無いので、国内でのキャッシングのみになります。

②いくら借りられるのか

クレジットカードもカードローンも、どちらも審査があります。
申込み者の属性やローン利用実績などを踏まえて、利用者ごとに利用可能金額が決められます。

しかし、各カードで融資できる上限は決められています。
各カードの条件をみてみましょう。

クレジットカードの最大利用枠

カード名 最大利用枠
三井住友VISAクラシックカード 50万円
三井住友VISAゴールドカード 50万円
JCB一般カード 50万円
JCBゴールド 50万円
VIASOカード 50万円
セゾンカードインターナショナル 50万円
楽天カード 90万円
オリコカードザポイント 100万円
オリコカードザゴールド 100万円
ライフカード 200万円

消費者金融系カードローンの最大利用限度額

カード名 最大利用限度額
アコム 800万円
プロミス 500万円
アイフル 500万円
モビット 800万円
オリックスVIPローンカード 800万円

銀行系カードローンの最大利用限度額

カード名 最大利用限度額
セブン銀行カードローン 50万円
三菱東京UFJ銀行バンクイック 500万円
新生銀行レイク 500万円
楽天銀行スーパーローン 500万円
三井住友カードローン 800万円
イオン銀行カードローンBIG 800万円
みずほ銀行カードローン 1,000万円
住信SBIネット銀行Mr.カードローン プレミアムコース 1,000万円
ジャパンネット銀行

ネットキャッシング

1,000万円

キャッシングできる金額はカードローンの方がはるかに高額です。

また、カードローンでも、消費者金融系カードローンより銀行系カードローンのほうが、より大きな金額(最高1,000万円)の融資が可能です。

(参照:カードローンでいくらまで借りることができるのか

ショッピングで上限枠に達すればキャッシング枠は消える

クレジットカードのキャッシングの場合、ショッピング利用額が総利用枠の上限に達すれば、キャッシング利用枠が無くなってしまうので注意が必要です。

例えば、三井住友VISAゴールドカードは最大総利用枠200万円、キャッシング利用枠最大50万円のクレジットカードです。

ショッピングで150万円以下の利用であれば、キャッシング枠50万円をフルに利用できます。
合計で200万円超えなければいいのです。

しかし、150万円超え、例えば180万円をショッピングで利用してしまえば、20万円(200万円-180万円)までしかキャッシングができなくなります。

うっかりショッピングの利用残高を忘れてしまえば、いざという時にキャッシングができない可能性があるということです。

カードローンはそもそもキャッシング機能のみで、ショッピング枠が無いので、こういった問題はありません。

より大きな金額のキャッシングをしたいなら

最大500万円まで融資可能としているカードローンでも、実際そこまで大きな金額を利用できることはまずありません。

しかし、クレジットカードだと「最大でも50万円」と、そもそも少額です。
カードローンならそれ以上利用できる可能性は十分あります。

より大きな金額をキャッシングしたいということであれば、クレジットカードとは別にカードローンを1枚作っておいたほうがいいでしょう。

銀行系カードローンならより高額なキャッシングができる!

消費者金融系カードローン、クレジットカード会社が発行するクレジットカードでのキャッシングは総量規制の対象になります。

年収の3分の1以上はどう頑張っても貸してくれません。

そういった意味でも、総量規制対象外の銀行系カードローンがより高額なキャッシングができる可能性があります。

(参照:総量規制対象外とは

③金利

では次に気になる金利です。

カードローンの場合、必ずと言っていいほどホームページトップにでかでかと金利がいくらかを記載しているので、比較も簡単です。

しかし、クレジットカードの場合、ホームページの中を探しても金利がどのくらいか分からないケースは多いです。
自分の使っているクレジットカードの金利がいくらか知らない方も多いのではないでしょうか。

カードローンとクレジットカード、どっちが低金利?

クレジットカードの金利

カード名 金利
三井住友VISAクラシックカード 14.5%~18.0%
三井住友VISAゴールドカード 14.5%~18.0%
JCB一般カード 15.0%~18.0%
JCBゴールド 15.0%~18.0%
VIASOカード 14.94%~17.94%
セゾンカードインターナショナル 12.00%~18.00%
楽天カード 18%
オリコカードザポイント 15.0%~18.0%
オリコカードザゴールド 15%
ライフカード 15.0%~18.0%

消費者金融系カードローンの金利

カード名 最大利用限度額
オリックスVIPローンカード 3.0%~16.8%
プロミス 4.5%~17.8%
モビット 3.0%~18.0%
アイフル 4.5%~18.0%
アコム 3.0%~18.0%

銀行系カードローンの金利

カード名 最大利用限度額
住信SBIネット銀行Mr.カードローン

(プレミアムコース)

2.49%~7.99%
三井住友カード

ゴールドローンカードレス

3.5%~9.2%
イオン銀行カードローンBIG 3.8%~13.8%
みずほ銀行カードローン

(コンフォートプラン)

4.0%~14.0%
三井住友カードローン 4.0%~14.5%
楽天銀行スーパーローン 4.9%~14.5%
東京スター銀行スターカードローン 4.5%~14.6%
三菱東京UFJ銀行バンクイック 4.6%~14.6%
住信SBIネット銀行Mr.カードローン

(スタンダードコース)

8.99%~14.79%
セブン銀行カードローン 15.0%
じぶん銀行じぶんローン 2.4%~17.5%
オリックス銀行カードローン 3.0%~17.8%
新生銀行レイク 4.5%~18.0%
ジャパンネット銀行

ネットキャッシング

2.5%~18.0%

各カードで金利の設定もばらばらですが、金利を比較するポイントとしては、高い方の数字(最高金利)で比較するということです。

クレジットカードと消費者金融系カードローンは最高金利が18%くらいのものがほとんどで、金利の高さは同じくらいと考えていいでしょう。

「消費者金融は金利が高い」と思っている方も多いかもしれませんが、実際クレジットカードのキャッシングと同等なのです。

オリコカードザゴールド(金利15%)のようにステータスの高いクレジットカードになると、ちょっと金利が低めという場合もありますが、その分年会費がかかります(オリコカードザゴールドの年会費は1万円)。

銀行系カードローンはメガバンクで金利14%台、他の銀行ならさらに低金利のものもあります。

金利の低さにこだわるのであれば、銀行系カードローンということになります。

(参照:低金利のカードローン業者の選び方

④年会費

上記で、ステータスが高く、年会費の高いクレジットカードなら、多少キャッシング金利が低いものもあると書きましたが、クレジットカードとカードローン、年会費が安いのはどちらでしょうか。

答えはいたって簡単です。
クレジットカードは年会費が無料のものから数万円もするようなものまでピンきりですが、カードローンで年会費がかかるものはありません。

なぜカードローンは年会費が無いのか

消費者金融と信販会社のカードローンの場合、貸金業法に基づいたサービスになります。

貸金業法では、利用者は借入額と金利に対する利息とATM手数料以外で支払いが発生することを禁じています。

カードローンもいろいろありますが、どれに申し込んでも、利用せずにただ持っているだけなら何の負担もありません。

「キャッシングで最もお得なカード」となると、「低金利で年会費の負担の無い銀行系カードローン」ということになります。

(参照:貸金業法ってなに?

⑤返済方法

カードローンもクレジットカードも各社で返済方式などが異なるので、一概には言い切れませんが、おおまかに言うと以下の様な特徴があります。

カードローンの返済方法の特徴

・基本的にリボ払い
・自動振替での返済の場合、返済金額はカードローン側が決める
・最低返済金額は利用残高によって変動する
・決められた返済額は「元金+利息」になっているので、元金がどれだけ減るのかが見えづらい

クレジットカードのキャッシングの返済方法の特徴

・一括払い、ボーナス併用、リボ払いなど、返済プランが選べる
・自動振替の場合、返済金額を利用者が決められる場合がある
・最低返済金額は利用残高によって変動する
・カードによっては、「一定の元金+利息」という返済方式もあるので、返済計画が立てやすい

根本的にはどちらも同じ

カードローンとクレジットカードの返済方法は上記のような違いがありますが、「どっちがお得か」とも言い切れません。

クレジットカードのほうが、表面的には返済プランがいろいろ選べて便利という感じもします。
しかし、カードローンも一括払いで返そうと思えば返せますし、ボーナスが出た時にちょっと多めに返せば「ボーナス併用」になります。

要はどちらも、元金+利息を毎月支払うという返済方法なので、より大きな金額を返済したほうが利息の負担を抑えることができ、お得ということです。

単にカード会社から請求された金額を返済するのではなく、ちょっとでも多めに繰り上げ返済するということが重要です。
つまり、利用者次第でどうにでもなるのです。

(参照:繰り上げ返済のメリット
(参照:返済方法の基本的なポイント

⑥申し込みから利用まで

クレジットカードも、カードローンもどちらも持っていないという場合に、キャッシング目的ならどちらに申し込めばよりスピーディーに利用できるのでしょうか。

まず、一般的なクレジットカードの申し込みから利用までの流れを説明します。

インターネットで申し込み→(約3営業日)審査・カード発行→(約1周間)カードが郵送で自宅に届く。

三井住友VISAカード、JCBカード、楽天カードといった代表的なクレジットカードの場合、上記の流れになります。

即日利用できるクレジットカード

では、利用までが特にスピーディーなクレジットカードの例が以下になります。

インターネットで申し込み→(最短即日)審査回答→(同日)店舗カウンターに行ってカードを受け取る。

この方法ができるのがセゾンカードになります。
申し込みから最短即日の利用が可能です。

interhakd
(参照:セゾンカード

即日利用できるカードローンは多い

セゾンカードの場合、全国約75ヵ所のセゾンカウンターがあるので、上記のように申し込んだその日にカードを受け取ることができます。

カードローンの場合、セゾンカウンターに代わるのが無人契約機です。

無人契約機なら申し込みからカード受け取りまで、またはインターネットで契約までしたあと、カードを受け取るという流れも可能です。

無人契約機のあるカードローン

カードローン名
アコム
プロミス
アイフル
モビット
ノーローン
三菱東京UFJ銀行バンクイック
三井住友カードローン
新生銀行レイク

例えば、プロミスなら三井住友銀行のローン契約機と合わせて、全国約1800台、アコムなら全国約1100台と、設置台数の多さも魅力です。

カードローンならカードを受け取る前にキャッシングできる

カードローンの場合なら、インターネットから申し込み、審査に通過し、契約が完了した時点ですぐにキャッシングすることができます。

カードを手にする以前にキャッシングできるということです。

キャッシング方法は自分の銀行口座に振り込んでもらうという方法に限定されますが、近くに店舗や無人契約機が無いという方にとっては便利なサービスです。

(参照:即日に口座振込みできるカードローンまとめ

まとめ

あらためて、カードローンとクレジットカードの特徴をまとめてみました。

 

クレジットカード カードローン
海外キャッシング
限度額 低い 高い
金利 高めのものが多い 銀行系なら低金利
年会費 無料、有料 無料
返済方法 選べる リボ払いのみ
利用開始 カードを受け取ってから 契約さえ済めば振込み可

「国内でキャッシングする」ということでは、カードローンのほうがメリットが多いといえそうです。

しかし、クレジットカードはショッピングや海外での利用ができたり、ポイントが貯まったりなど、カードローンには無い特徴があり、両者の基本的な役割は全くことなるということです。

スポンサーリンク