20150707

キャッシングというのは困ったときにスピーディーにお金を借りることができる便利なサービスです。
しかし、利用すれば利息を支払わなければなりません。利息というのは手数料のようなものです。

利息は金利の高さによって負担する金額に影響します。

キャッシング利用で、利息の負担を抑えたいということであれば、できるだけ金利の低いカードローンを選ぶというのが重要です。

今回はより金利の低いカードローンの選び方について解説します。

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銀行系カードローンは低金利?

カードローンは大きく分けて2種類、銀行が発行するものと、消費者金融が発行するものがあります。

「銀行系カードローンと消費者金融系カードローンどっちが低金利?」と聞かれれば、「銀行系カードローン」と答えるのが一般的です。

しかし、全ての銀行系カードローンが低金利であるかというと、そうでもありません。

まずは、大手消費者金融のカードローンの金利を見てみましょう。

 

 

金利(実質年率) 最大利用限度額
アコム 3.0%~18.0% 800万円
プロミス 4.5%~17.8% 500万円
アイフル 4.5%~18.0% 500万円
モビット 4.8%~18.0% 500万円

概ね4%台~18%くらいになっています。

続いて、代表的な銀行系カードローンの金利を見てみましょう。

 

 

金利(実質年率) 最大利用限度額
三菱東京UFJ銀行バンクイック 4.6%~14.6% 500万円
みずほ銀行カードローン 4.0%~14.0% 1,000万円
三井住友カードローン 4.0%~14.5% 800万円
新生銀行レイク 4.5%~18.0% 500万円
イオン銀行カードローンBIG 3.8%~13.8% 800万円
楽天銀行スーパーローン 4.9%~14.5% 500万円
セブン銀行カードローン 15.0% 50万円
オリックス銀行カードローン 3.0%~17.8% 800万円
じぶん銀行じぶんローン 2.4%~17.5% 800万円
住信SBIネット銀行Mr.カードローン

(プレミアムコース)

2.49%~7.99% 1,000万円
住信SBIネット銀行Mr.カードローン

(スタンダードコース)

8.99%~14.79% 300万円

例えば、新生銀行レイク(金利4.5%~18.0%)はほとんど消費者金融系カードローンと同じ金利です。

オリックス銀行カードローン(金利3.0%~17.8%)とじぶん銀行じぶんローン(金利2.4%~17.5%)は最低金利こそ消費者金融よりも低いですが、最高金利は17%台と、消費者金融と大きな違いはありません。

銀行系カードローンだからといって必ずしも低金利とは限らないということです。

(参照:銀行系として生まれ変わった新生銀行カードローン「レイク」

実際の金利はどう設定されるか

例えば、三菱東京UFJ銀行バンクイックの場合、金利は4.6%~14.6%となっています。最低金利と最高金利で10%の幅があります。

「長期的に利用すればだんだん金利が下がっていくのか?」と思う方もいるかもしれません。しかし、そういうものでもありません。

限度額で金利は決まる

実際に金利がいくらになるかは、審査の後の利用限度額によって決まります。

最大500万円まで利用できるバンクイックですが、審査後に限度額500万円で契約できれば金利は4.6%になります。しかし、100万円以下の限度額になれば、最高金利である14.6%に設定される可能性があります。

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(参照:三菱東京UFJ銀行バンクイック

(参照:本当に低金利?カードローンの金利の見方

比較は最高金利で

消費者金融に限らず銀行でも、カードローンで実際に利用できる金額というのは年収の3分の1程度です。

バンクイックで500万円借りたいと思っても、現実的に「限度額500万円以内で自由にお借りください」とはならないのです。

また、特に初回契約時は信用がない状態なので、高くても50万円程度の限度額になると思ったほうがよいでしょう。

つまり、金利は表示している高い方に設定される可能性が高いのです。

カードローンを金利で比較するのであれば、最低金利は無視して大丈夫です。最低金利を見てしまうと、むしろ「低金利なイメージ」に惑わされるだけです。

最高金利で比較をすれば、審査結果で限度額がいくらになろうと、それ以上の金利に設定される可能性はありません。だから、この方法が“最も安全”といえます。

(参照:カードローンでいくらまで借りることができるのか

低金利のカードローンは審査が厳しい?

金利がもっとも低いカードローンを見つけるのはそれほど難しくありません。上の一覧表を見れば一目瞭然です。

住信SBIネット銀行Mr.カードローン(プレミアムコース):金利2.49%~7.99%

最高金利だけみても7.99%と他社よりも圧倒的に低金利です。

ただし、「じゃあ、これに申し込もう」と思っても、審査があるので、必ず利用できるとは限りません。

(参照:低金利No.1住信SBIネット銀行「Mr.カードローン」

低金利=審査が厳しい

例えば、金利の低いA社と金利の高いB社で審査基準が同じであれば、100人中100人がA社に申し込むでしょう。

ただ、金利の低いカードローンは審査のハードルが高いので、否決になる可能性が高いのです。

なぜ低金利のカードローンは審査が厳しいのか

審査を甘くすればするほど、貸し倒れの確率が高くなります。また、低金利のカードローンは高金利のものに比べて会社としての利益は少なくなります。

こうした理由から、より確実に返済してくれる利用者を厳選する必要があるのです。

逆にいえば、金利の高い消費者金融などはある程度貸し倒れがあっても、きちんと返済している利用者から高い利息を取っているので、少しくらい損失があっても平気ということです。

(参照:消費者金融の仕組み

低金利でおすすめのカードローン業者の選び方

低金利で、それでいて審査になるべく通過するようなカードローンが理想的ではありますが、実際どのように申し込むカードローンを決めればよいのでしょうか。

同じ金利でも審査基準は違う?

例えば、「大企業の正社員や公務員で勤続20年、他社借入れなし」といった属性が非常に良い方であれば、単純に金利を比較し、低金利のカードローンに申込めばよいでしょう。

逆に「フリーターで、勤続年数が1年に満たない。実家ではなく賃貸に住んでいる。過去のローン利用で延滞などがあった」といった属性が悪い状況なら、金利面で妥協し消費者金融系カードローンに申し込むべきです。

しかし、そういった両極端ではなく、中間的な属性の方がむしろカードローン選びで迷うのではないでしょうか。

審査と金利の2つの点で考えると、そういった方が最初に申し込む1社としては、最高金利14%前後の銀行系カードローンがおすすめです。

この最高金利14%前後というのは、銀行系カードローンの中で平均的な金利設定です。消費者金融より約4%違うので、それなりに利息に影響する数字でもあります。

(参照:カードローン審査の主な内容とその仕組みについて

「銀行系」ならメガバンクがおすすめ

「銀行」と一口にいっても、メガバンク、都市銀行、地方銀行、ネット銀行などいろいろあります。

それらをひとまとめに「銀行系カードローン」と呼んでいるわけですが、金利などの利用条件は同じようなものが多いのです。

しかし、そういった銀行の種類によって審査基準に違いが出てくる可能性はありえます。

審査に通りやすい銀行は?

審査のハードルが比較的低いと考えられるのがメガバンクのカードローンです。

一番大きな理由としては圧倒的な資金力があるということです。

現在のメガバンクはバブル崩壊後に経営統合を繰り返して誕生しました。やたらと銀行名が長いのはそのためです。その結果、ほかの銀行とは比較にならないくらいの資金があるのです。

資金が豊富なら、それほどシビアに審査をしなくてもよいのです。

メガバンクの審査は傘下の保証会社が行う

銀行系カードローンは消費者金融や信販会社が保証会社になっています。

メガバンクの場合は、保証会社である消費者金融や信販会社の筆頭株主になっています。また、これらは傘下に収めたグループ会社になります。

一般的に銀行系カードローンの場合、審査は銀行と保証会社の2重の審査になるといわれています。しかしメガバンクの場合、保証会社とより密接な関係にあり、審査を丸投げしているのが実情のようです。

メガバンクの審査はほかの銀行ほど慎重ではないのです。

ちなみに、メガバンクの保証会社は以下になります。

銀行名 カードローン名 保証会社名
三菱東京UFJ銀行 バンクイック アコム
みずほ銀行 カードローン オリエントコーポレーション
三井住友銀行 カードローン SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)

メガバンクのカードローンであれば、申込みやすさ、利便性、信頼度といった部分でもほかの銀行に劣ることはありません。

総合的に考えて、“最も無難な選択”といえるでしょう。

(参照:意外と知らないカードローンの保証会社とは

低金利のカードローンに借り換えられる?

例えば、「低金利の銀行系カードローンの審査に落ちた→しかたなくちょっと金利が高めの消費者金融系カードローンに申込み、契約」というのは、よくあるケースです。

その後、その消費者金融系カードローンを遅延もなく、良好に利用していたとします。

その間に、勤続年数が以前よりも長くなったり、契約社員だったのが正社員になったりなど、自分の属性がランクアップしている状況になっているかもしれません。

以前審査に落ちた銀行系カードローンでも今なら審査に通過する可能性はあります。

銀行系カードローンに借り換えて金利が下がるのであれば、利息を抑えるのに有効です。借り換えるだけの価値はあります。

借り換え方法は、「新たに契約したカードローンで今までの借入れ分と同等の金額を借入れ、一括返済し、古い方のカードローンは利用しない」というものです。

借り換え専用のカードローンもありますが、返済専用になってしまったりとデメリットもあるので、深刻な状況でなければ普通の銀行系カードローンでもよいでしょう。

(参照:借り換えローンとは

借り換えたい場合の申し込み方法

今利用しているカードローンの借入残高がほとんどない状況であれば、新たに別のカードローンに申込みをしてもそれほど審査のハードルは高くないでしょう。

しかし、年収の3分の1ほどの金額を借りている状況で、さらに別のカードローンに申込みをすれば、審査は厳しい状況になります。「この人はすでに借入れがあるのに、もっと借りたいのか?」と思われるからです。

申込み時に「借り換え」を申告する

他社の借入れを借り換える目的でカードローンに申込みをする場合、その旨を申告したほうがベターです。

カードローンによっては、申込み入力画面の利用目的を申告する箇所で「借入れの返済」を選択できる場合もあります。

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(参照:三井住友銀行カードローン

これを選択すれば、他社からの借り入れがあって当たり前の状況になるのです。

もちろんこれを選択すれば必ず審査に通過ができるとは限りませんが、「生活費」や「レジャー資金」など、ほかの項目を選ぶと、「さらに借りる」と解釈され、審査で不利になります。

(参照:審査に落ちやすい人と落ちにくい人の違い

返済証明書を求められる場合もある

「借入れの返済」を目的としてカードローンと契約した場合は、やはり実際に他社の借入れを返済する必要があります。

そうしないと、カードローン側が想定していた以上の借入れ総額になる可能性があるからです。

そういったことから、カードローンのほうから「契約はするが返済証明書を提出してください」とクギを刺される場合もあります。ウソの申告をすると最悪利用停止になります。

借り換えたら、新たなカードローンからの借入れで今まで利用していたカードローンを返済するのが当然です。自分にとっても負担が軽くなります。

「低金利=利息の負担が少ない」とも限らない?

例えば、30万円を借りて、毎月1万円を返すという状況で、A社が金利14%、B社が金利18%であれば、確実にA社の方が利息負担の総額は少なく済みます。

しかし、
金利14%のA社の毎月の返済額が7千円
金利18%のB社の毎月の返済額は1万円
という状況ならどうでしょうか。

A社 B社
金利14% 金利18%
毎月の返済額:7千円 毎月の返済額:1万円
返済回数 60回 40回
利息総額 118,272円 101,501円

上の表のように、金利14%カードローンの方が、金利18%のカードローンより利息負担の総額が大きくなってしまうのです。

月々たった3千円の違いで、4%の金利の差を逆転してしまうのです。毎月の返済額があまりにも少なくなると、金利が低くても意味がないということです。

逆にいえば、「金利の高いカードローンからしか借りられなかった・・・」という方でも、多めに返済さえすれば、低金利のカードローンよりも利息を抑えることが可能なのです。

どのカードローンでも、最少返済額以上の金額を返すのは利用者の自由です。

利息の負担を抑えるには、自動引き落としで、カードローン側が決めた返済額だけを返済するのではなく、ATMやネットバンクで自分から積極的に返済するようにすればいいのです。

(参照:繰り上げ返済のメリット

思わぬ落とし穴に注意!

負担の軽いキャッシングをしたいということであれば、より金利の低いカードローンを選ぶということも重要ですが、利用中の返済額についても注意が必要ということです。

各カードローンで金利設定もばらばらですが、最少返済額もそれぞれで異なります。低金利のカードローンを持つことができても、毎月の返済額が少なければ「思わぬ落とし穴にはまる」ということになってしまうのです。

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