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一口に「お金を借りる」といっても、いろいろな方法があります。例えば、銀行が運営するカードローンだったり、中小の消費者金融であったり、最近では個人間で貸し借りをするというケースもありますし、さまざまです。

しかし、会社の規模や細かい方法は違っていても、基本的には人と人との貸し借りです。貸す側と借りる側の状況や認識の違いなどでトラブルが発生するということもあるかもしれません。また、当然ながらヤミ金などは利用してしまった時点でトラブルです。

そういったときに第三者の立場から相談に対応してくれる機関があります。

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金銭トラブル時に頼りになる5つの相談窓口

①全国銀行協会の「銀行とりひき相談所」
②日本貸金業協会の「相談窓口」
③日本クレジットカウンセリング協会の「多重債務ほっとライン」
④法テラス
⑤警察の「生活安全課」

①全国銀行協会の「銀行とりひき相談所」

http://www.zenginkyo.or.jp/abstract/clinic/
全国銀行協会は銀行を会員とする一般社団法人です。審査のときに重要な役割を果たす信用情報機関などをふくめ、活動の内容は幅広いですが、銀行系カードローンでは指定紛争解決機関になっています。

銀行から借り入れをしている場合のトラブルの場合に、銀行との直接のやり取りでらちがあかないという場合に、相談や苦情の窓口となってくれるのが全国銀行協会の「銀行とりひき相談所」です。

電話でも対応しますし、全国に51ヶ所の窓口があり、直接対面式での相談も可能。相談は無料です。

②日本貸金業協会の「相談窓口」

http://www.j-fsa.or.jp/personal/contact/index.php
日本貸金業協会は、貸金業者、消費者金融、クレジットカード会社などを対象とした「自主規制機関」です。銀行にとっての全国銀行協会とほぼ役割は同じですが、消費者金融やクレジットカード利用時の相談・苦情・紛争の際に公正中立な立場で対応してくれる機関です。

日本貸金業協会の「相談窓口」は、貸金業者とのトラブルのほかに返済で困ったときにどうすればよいか、融資に関する基本的な質問など、幅広い内容に対応してくれる窓口です。

例えば、ヤミ金業者などは正規の貸金業者と偽っている場合がありますが、そういった場合に正規の登録業者かどうかの確認、ヤミ金に関わってしまった後の対策相談などにも利用できます。相談は無料です。

③日本クレジットカウンセリング協会の「多重債務ほっとライン」

http://www.jcco.or.jp/debt/hotline/index.html
日本クレジットカウンセリング協会(通称:JCCO)は多重債務の相談をメインに弁護士などの専門のカウンセラーが対応をしてくれる機関で、2012年より内閣総理大臣の認定を受けた公益財団法人です。

日本クレジットカウンセリング協会の相談窓口である「多重債務ほっとライン」では、まず電話で相談を受け付けますが、電話で解決しない内容の場合、全国に13ヶ所ある窓口で対面でカウンセリングをしてくれます。

カウンセリングではアドバイスだけで解決しないという場合、債務整理を検討という流れになりますが、任意整理で解決できそうな場合は日本クレジットカウンセリング協会が直接債権者への交渉や弁済契約まで全ての手続きを行ってくれます。費用はなんと無料です。

任意以外の債務整理(自己破産や個人再生など)の場合は弁護士の紹介などで対応は終わりになります。繰り返しになりますが、任意整理の場合は弁護士費用無し(無料)でできるので、かなり利用価値が高いといえます。

④法テラス

http://www.houterasu.or.jp/madoguchi_info/index.html
法テラスは国が設立した法人で、基本的にはトラブルを法的に解決したい場合どうしたらよいか、または、法的な解決策があるのかといった相談が可能です。債務整理からヤミ金被害、個人間融資でのトラブルなど相談できる内容の幅は広範囲といえるでしょう。

もともと相談に対応するために作られた機関なので、「どこに相談していいか分からない」という場合にとりあえず電話してみるという利用でもよいでしょう。ケースに応じて適切な別の相談窓口を紹介してくれたりもします。

また、弁護士を利用する際に十分な費用が無い場合に一時的に費用を立て替えてくれる法律扶助制度という制度が利用できます。利用者はあとから分割での支払えばよいというものです。また、法テラスと契約している弁護士なら弁護費用が安く済みますので、相談ではなく、弁護士を利用するという場合にも法テラスは利用価値があります。

全国各地に事務所もあり、面談も可能。相談は無料です。

⑤警察の「生活安全課」

ヤミ金の被害であれば警察に相談し、被害届けを出すという方法もあります。特定の業者とのお金の問題は民事不介入だから警察は相手にしてくれないと思っている方も多いかもしれませんが、高額な利息の請求や、悪質な取立てなどは貸金業法違反なので「刑事事件」です。もちろん振り込め詐欺など、何からかのかたちでお金を騙し取られたというのも警察が対応する分野です。

警察にヤミ金や振り込め詐欺などのトラブルがあった場合には「生活安全課」に相談します。できるだけ相手の業者名、連絡先、振込先などの情報や、会話の録音などの証拠など、あらかじめ提示できるものを準備できれば解決までもスムーズでしょう。

ひとりで悩まない

お金は人の生活を豊かにしてくれるものですが、トラブルの元凶となりやすいものでもあります。お金に関しては返済の悩みから、犯罪レベルの問題までケースバイケースで相談したい内容もさまざまあると思いますが、ほとんどのケースはすでに誰かが経験していることでもあり、それらに対応し、力になってくれる機関があるのです。

人間というのはトラブルの渦中にいると冷静さを失うものです。あくまでも「個人的な問題」ということで、自分で解決しようと思ってもその方法が最善とも限りません。今回は無料で相談できる窓口をご紹介しました。電話するだけでもデメリットはありませんので、お困りの場合は上記の窓口をご利用してみてはいかがでしょうか。

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