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「おまとめローン」は電車の中吊り広告などでも宣伝していますが、複数のカードローンを利用していて、ちょっと返済がキビしいという状況でそういった広告をふと見上げて、「自分も利用したほうがいいのか?」「まだそこまでしなくてもなんとかなる」「返済はキツいが自分には関係の無いものだ」など、考え方も人それぞれかもしれませんが、実際のところこの「おまとめローン」というのは、どういったタイミングで利用するのがベストなのでしょうか。

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おまとめローンには2タイプある

おまとめローンの利用に気が進まない方の利用の1つとして「これ以上借り入れができなくなる」ということがあるのではないでしょうか。複数のローンを利用していて毎月の返済が厳しい状況でも、まだ限度額に達していなければ追加で借り入れることができます。長年キャッシング利用していた方にとって、返済しつつ給料収入だけの生活になるということ自体が不安でしょう。

①おまとめをしても、追加の借り入れが可能
②おまとめをしたら返済するのみ

実は、おまとめローンは上記の2つのタイプがあり、使い勝手がかなり違います。

例えば、東京スター銀行の「スターワンバンクローン」はおまとめとしての最大融資額が1,000万円ですが、利用限度額は300万円です。

どういうことかというと、例えば500万円をおまとめとして借り入れ他社の債務を完済させます。東京スター銀行に返済をしていき、借り入れ残高が300万円を下回ればその時点から300万円を上限に再度借り入れることができるということです。250万円まで返済すれば、あと50万円の利用枠があるということです。

また、通常の銀行系のカードローンやフリーローンをおまとめとして利用する場合もありますが、そういった場合なら原則的に限度額内で自由に返済と借り入れを繰り返すことが可能です。

対してアコムの「貸金業法に基づく借換え専用ローン」はおまとめをすると他社借り入れ分の融資をしてくれますが、返済するのみで追加で借り入れるということができません。消費者金融系のおまとめローンはこのケースが多いです。

審査の甘さでは銀行と消費者金融で差があるかもしれませんが、銀行でおまとめをする場合「これ以上借りれない」というデメリットを回避できますし、特に複数の消費者金融系カードローンを利用しているという状況なら利息も大きく削減できる可能性があるので早くまとめてしまった方がお得です。

消費者金融でおまとめをすると返済だけになってしまうので、それなりの覚悟を決めてからということになります。また、金利があまり下がらないということもあるので、実際にどれだけ負担が減るのかじっくりシミュレーションする必要があります。しかし、追加で借りれないというのはデメリットでもありますが、現実的に「借金をゼロにしたい」ということであればむしろメリットかもしれません。

おまとめローンの審査

おまとめローンはそれなりの高額の融資になるので、審査も厳しくなります。初めてカードローンを申し込んで利用限度額50万円で審査に通る状況とは違うということです。

おまとめローンは多重債務者を前提としている商品ではありますが、当然のことながら完済を前提として融資しますので、途中で債務整理などをするような可能性がある人には融資しません。

<おまとめローンの審査の目安>
・他社借り入れ件数:3件まで
・借入れ残高合計:年収の3分の1まで
・賃貸より持ち家が有利
・延滞など信用情報上のブラックが無い

各社の審査基準は公表していないので、上記はあくまでも推定ですが、おまとめローンの審査の目安になります。もちろん銀行より消費者金融の方が審査が甘いなど、基準はさまざまですが、4件目のローンを申し込んでしまうと、今後まとめたくてもまとめることができなくる可能性が高くなるので、その前に1本にまとめたほうがベターということです。

おまとめローンか債務整理か

「とにかく返済の負担を軽くしたい」ということであれば債務整理がベストですが、信用情報に5年や10年といった長期間ブラックになるので、デメリットも大きいです。

しかし、おまとめローンも審査がある以上、全ての人が利用できるわけではありません。例えば、いくつかの銀行系のおまとめローンの審査に通らなかった場合、その時点で申し込みブラックになっている可能性があるので、6ヶ月ほどあけてからハードルを下げて消費者金融系のおまとめローンに申し込む→それでダメなら債務整理という方向がベターではないでしょうか。

返済の負担が大きくなると、精神的にも参ってしまうでしょう。おまとめローンが利用できない、債務整理にするかどうしようか悩んでいるような時に「ブラックOK、低金利でおまとめします」といったヤミ金の甘い言葉に引っかからない注意が必要です。

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