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「カードローンを利用するのは、なんとなく嫌だな・・・」と思っている方の理由として「もし期日までに返済できなかったらどうなるか分からない」→「不安」というのがあるかもしれません。

人によっては映画のワンシーンのような怖い取立てを想像してしまう方もいるかもしれませんが、実際に返済が遅れたらどうなるのでしょうか。

(参照:滞納したら怖い取立てが来る?

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利用者が遅延しがちなケースとは

そもそもカードローンを利用している方が、返済を遅延してしまうケースというのはどういった状況でしょうか。

①ATMからの返済方法で、返済を忘れていた
②口座から自動引落しの返済方法で、口座に残高が無いことに気が付かなかった
③返済するお金が無かったから

(参照:返済方法の基本的なポイント

①と②のような「うっかりミス」は長期的にカードローンを利用していれば、だれでも一度や二度はあることかもしれません。

基本的には自分で注意するしかありませんが、返済期日前にメールでお知らせをしてくれるカードローンも多いので、そういったものを最大限に活用するのもおすすめです。

バンクイックのEメールサービス

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(参照:三菱東京UFJ銀行バンクイック

バンクイックの場合、「返済期日の3営業日前」にメールでお知らせをしてくれます。また、返済期日に返済されなかった場合も「返済期日の翌営業日」にメールで通知がきます。

バンクイックと同じようなサービスをしているカードローンは多いです。契約時に利用するかしないか選べますし、メールアドレスを登録するだけなので簡単に申し込みができます。

①や②のケースの場合、カードローン側からお知らせや催促が来ますので、気が付いた時点で返済すればいいわけです。

ただし、 1日でも返済が遅れれば遅延損害金が発生しますし、返済するまで追加の借り入れができなくなるといったことになります。

③の「返済するお金が無かったから」というケースの場合、お知らせのメールが来ても返せないかもしれません。

長期的に返済が遅れれば、信用情報でブラックになったり、利用停止、一括返済を求められるなどのリスクがあるので注意が必要です。

(参照:ブラックって何?意外な理由にも要注意

「期日までに返済できない」ということがあらかじめ分かっているのなら、事前にカードローンに相談した方が上記のようなリスクを避けられる可能性があります。

(参照:知らないとヤバイ!返済を延滞した場合のペナルティー

遅延した場合の催促の方法は?

カードローン側として、「期日までに返済が無かった」、「利用者から連絡もない」という場合どうするのでしょうか?

「払ってくれるまでひたすら待つ」ということはありえません。カードローンによって細かい対応方法や、タイミングは異なりますが、主に以下のような方法で利用者に連絡をします。

・電話で連絡
・郵送で連絡
・メールで連絡

早ければ返済期日の翌日には上記のような方法で利用者に連絡をします。「催促」というより、「返済が確認できなかった旨のお知らせ」のようなものです。

「なるべく早めに返済してください」、「遅延損害金が発生しますよ」といった内容になります。

連絡があっても返済しなかったら担当者が自宅に来る?

上記のような「お知らせ」をしたのにもかかわらず、返済されない場合は、どうなるのでしょうか?

「担当者が自宅に訪問する」・・・という流れになりそうですが、アコムとプロミスに問い合わせたところ、現在ではそういった催促の方法はしていないとのことです。

ちなみにアコムとプロミスはいくつかの銀行系カードローンの保証会社としての役割も担っているので、他の多くのカードローンの場合でも同じような対応になる可能性があります。

ではどういった対応をとるのかというと、法的な手段になります。

「訪問」ではなく「法的」な対応

延滞も2~3ヶ月続けば、裁判所から「支払督促申立書」などの督促状が来る可能性があります。内容としては一括返済や、給与や財産の差し押さえなどになります。

給与の差し押さえは最大で4分の1まで差し押さえることができます。例えば月給40万円なら10万円引かれるような状況になります。

給与差し押さえになれば仕事のモチベーションは下がりますし、会社にもバレますので、仕事を続けることが困難になる可能性もあります。なおさら返済しにくい状況に陥るということです。

利用者側としては延滞が長引くにつれ、利息負担が増える、遅延損害金が増える、会社などにばれる可能性がある、個人信用情報機関ではブラックになる・・・といったように、デメリットばかりが増えてきます。

どうしても返済できないという状況なら、催促を無視し続けるより、弁護士など法律の専門家に相談し、債務整理など法的な解決策で、デメリットを最小限に抑える方向で検討した方がベターでしょう。

(参照:債務整理のメリット、デメリット

遅延損害金っていくら払えばいいの?

カードローンでは、基本的に1日でも返済が遅れれば「遅延損害金」を支払わなくてはなりません。「損害金」という言葉の響きはかなり怖い雰囲気ですが、実際にいくらくらいになるのか目安をつけることはできます。

各カードローンの遅延損害金

カードローン名 遅延損害金利率

アコム 20%
プロミス 20.0%(実質年率)
アイフル 20%
モビット 20%

三菱東京UFJ銀行バンクイック 通常借入の金利と同じ
みずほ銀行カードローン 19.9%
三井住友銀行カードローン 19.94%
新生銀行レイク 20%
イオン銀行カードローンBIG 19.8%
楽天銀行スーパーローン 19.9%
じぶん銀行じぶんローン 18%
オリックス銀行カードローン 通常借入の金利+2.1%

(最大19.9%)

もっとも遅延損害金が安く済みそうなのは、三菱東京UFJ銀行バンクイックで、通常の借り入れの金利が14.6%以下で、遅延損害金利率もそれと同率(最大で年率14.6%)が適用されます。

それ以外の多くのカードローンは貸金業法での上限である20%、もしくはそれに近い利率になります。

返済が遅れてしまった場合は、通常の返済+遅延損害金の支払いということになるので、負担はより大きなものになります。

遅延損害金は借り入れ残高によってその額がきまります。

遅延損害金利率20%の場合で、1ヶ月遅延した場合の遅延損害金の請求額は下記のようになります。

借り入れ残高 利率20%の1ヶ月の遅延損害金(円)
10万円 1,666
20万円 3,333
30万円 5,000
40万円 6,666
50万円 8,333
60万円 10,000

 

計算方法としては、
10万円x 20%÷12=1,666円ということです。借り入れ残高が少なければ大した額ではありませんが、大きな金額を借りていれば、それなりにヘビーな金額になってきます。

遅延の場合、遅延損害金を払えば済むという問題ではなく、信用情報機関でのブラックの記録が残るということや、利用中のカードローンが利用停止になる可能性があるという部分も忘れてはいけません。

利息だけ払えば遅延損害金が不要のカードローン

「返済期日も忘れているわけではない。お金が足りないから返済できない」という場合に、利息分だけ返済すれば、「遅延扱いにならない」→「遅延損害金は不要」になるカードローンがあります。

アコム
三井住友銀行カードローン

上記二つのカードローンは、約定返済額以下、利息以上の金額の支払いで、遅延扱いになりません。

利息分だけって実際いくら?

アコム(金利18%、限度額30万円以上100万円未満)の場合
借り入れ残高 1ヶ月の利息(円) 1ヶ月の約定返済額(円)
10万円 1,500 3,000
20万円 3,000 6,000
30万円 4,500 9,000
40万円 6,000 12,000
50万円 7,500 15,000
60万円 9,000 18,000

 

上記はアコムの例ですが、利息分だけの返済になると、約定返済額の半分の負担で済むということになります。

利息の支払いだけでは元金に充当されないので、「返済」というより「その場しのぎ」と言ったほうがいいかもしれません。結果的に支払う利息の合計が増えるので、決してお得な方法ではありません。

アコム、三井住友銀行カードローン以外のカードローンの場合は約定返済額以下の返済額にしてくれる可能性は低いです。

しかし、事前に相談することによって「催促の連絡が来ない」、「突然の利用停止などを防ぐことができる」、「信頼関係をある程度維持できる」いったメリットがあります。

遅延することが分かっている場合はとりあえず事前にカードローン側に連絡する方が良いのです。

(参照:審査の成約率とスピードで選ぶならアコムカードローン
(参照:消費者金融を追随するサービス三井住友銀行カードローン

遅延しないためにできること

・口座振替など自動的に返済できる方法にする
・お知らせメールなど、カードローンのサービスをできるだけ活用する
・約定返済額がいくらかというのを知っておく

冒頭でも触れましたが、返済方法は口座振替にしておき、繰り上げ返済などはATMから行うという方法がカードローンではベストでしょう。

返済期日前にメールが届くサービスは、きちんと返済してきるときには煩わしいかもしれませんが、万が一返済を忘れて催促が来るよりは良いのではないでしょうか。

各カードローンでは約定返済額が異なります。口座振替の場合、約定返済額がいくらかというのをある程度分かっていないと、残高が足りないということになりかねません。

お金が足りなくて返済できないということを防ぐにも同様のことが言えます。

ホームページで利用条件を確認したり、会員専用サイトで利用状況や返済金額についてときどきチェックするといったことが必要です。

(参照:支払い利息や返済額を少しでも減らしたい

まとめ

カードローンも「長期的に返済ができない」、「完全に返済できない」といった場合なら、裁判に発展したりなどの可能性もあるので、結構シビアな問題にはなります。

しかし、以前はともかく、漫画や映画の中で見るようなの取立てのようなものは貸金業法でも規制されているので、今の大手カードローンでそういったことになる可能性はまずありません。全てが方に則った対応になります。

ただし、遅延や延滞をすれば利用者にとってメリットはありません。返済の条件などを踏まえたうえで、計画的に利用する必要があるのは今も昔も同じということです。

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