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カードローンの申し込み条件は基本的に「安定した収入がある方」です。

とくにアルバイトや派遣だからといって利用できないということはありませんし、連帯保証人などは不要という基本的な利用条件も同じです。

しかし、カードローンでは審査があるので、誰でも必ず利用できるものではありません。

アルバイト、派遣社員、フリーターというのはカードローンの審査で不利になるのでしょうか。

(参照:カードローン申し込みに必要な条件とは
(参照:審査の主な内容と仕組み

勤務形態は審査に影響するのか

カードローンの申し込み時にはいろいろな情報を申告しますが、

・正社員
・自営業
・公務員
・契約社員
・派遣社員
・アルバイト

といった勤務形態も申告します。

各カードローンで若干異なりますが、以下が三井住友銀行カードローンの申し込みページになります。「お勤めの形態」からチェックして選択するようになっています。

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(参照:三井住友銀行カードローン

こういった勤務形態も審査時に「スコアリング」とよばれる点数が付けられ審査の判断基準にされます。基本的にスコアリング点数の高い順として、以下のようになります。

①公務員
②正社員
③自営業、契約社員、派遣社員
④アルバイト

公務員や正社員に比べて、派遣やアルバイトはカードローンの審査では有利ではないということです。しかし、だからといって「アルバイト」と申告したら即審査落ちというわけではありません。

こういった属性で決定的に審査落ちするのは、専業主婦でも年金受給者でもない無職の方くらいでしょう。

(参照:自営業や個人事業主でも借りれる?

審査は勤務形態以外の内容も重要

一口に派遣やアルバイトといっても年収はさまざまでしょう。しかし、総体的に正社員より年収は低いといえるのではないでしょうか。

派遣やアルバイトの方で正社員の方とスコアリングで差が出そうなことは以下の2つになります。

・勤務形態
・年収

逆に言えば派遣やアルバイトだからといって上記2つ以外の点では特に審査で不利になる要素は無いのです。

カードローンでは、

・申し込み者情報
・住居情報
・勤務先情報
・他社借入れ情報

など、多くの情報を申告します。

一人暮らしか親と一緒に暮らしている実家か、賃貸で家賃を払う必要があるのか、持ち家で住宅ローンがあるのか、子供がいるのか・・・などが住居情報になります。

勤務先情報や他社借入れ情報以外の点でもスコアリングの対象になることは意外と多いのです。

また、申し込み者が申告する情報以外にも信用情報機関で以下のような点を確認され、審査時のスコアリングに影響します。

・クレジットカードなどの毎月の支払い状況
・クレジットカードやカードローンの申し込み状況
・過去に延滞があったか
・過去に債務整理をしたか

他の内容のスコアリングが高ければアルバイトや派遣の方でも審査を通過できる可能性は十分あります。

審査はあくまでも総合的な判断になるのです。

(参照:審査を決定付ける信用情報機関とは?ローンの利用記録はいつまで残る?

派遣やアルバイトで重視されそうな点

派遣やアルバイトの方がカードローン申し込み時の審査で重視されそうな点が以下になります。

①勤続年数
②他社借入れ状況
③保険証の種類

①勤続年数

「安定した収入がある方」が条件のカードローンにとって、アルバイトや派遣というのは長期的に同じ仕事をする可能性が低いというのが問題といえます。年収の低さだけではないのです。

申し込みの時点で1年以上勤続している状況であれば、基本的に「安定している」とみなされるでしょう。

もちろん、勤続年数が短くても他の点で問題がなければ審査に通過する可能性はあります。

②他社借入れ状況

カードローンの申告内容の中で、もっとも影響があるのが他社借入れ状況でしょう。

消費者金融系カードローンは総量規制の対象なので、年収の3分の1までしか貸せません。すでに年収の3分の1近く借りている方は正社員かアルバイトかなどにかかわらず審査に落ちる可能性が高いです。

また、パートで働いている場合などは年収が低いかもしれません。審査に通過しても借りることが出来る金額は年収の3分の1までになります。

銀行系カードローンは総量規制対象外ではありますが、融資する額の目安としては消費者金融と同じくらいになると考えて良いでしょう。

この「他社からの借入れ」というのはクレジットカードのキャッシングも含まれます。

派遣やアルバイトの方でも他社からの借入れが少なければカードローンを利用できる可能性はあります。

(参照:カードローンでいくらまで借りることができるのか
(参照:総量規制対象外とは

③保険証の種類

派遣社員でも社会保険に加入できるケースは多いです。社会保険証には入社年月が記載されているので、勤続年数の証明にもなります。

長期的に勤務されているのであれば、本人確認書として社会保険証を提示すればより信用度が増すでしょう。

「勤務先情報」は派遣先?派遣元?

カードローンの申し込みの際には必ず勤務先情報を申告しなければなりません。

派遣でお仕事をされている方にとって「勤務先情報は派遣会社か派遣先のどっちを入力するの?」という問題にぶつかると思います。

実はこの部分、カードローン全体としてルールがあるわけではないので、申し込みの際に各カードローンに直接問い合わせることをおすすめします。

カードローンの申し込み時に入力する勤務先情報が以下になります。例として3つのカードローンになりますが、三社三様です。

勤務先情報 入社年月 在籍確認
アコム 派遣会社 派遣会社での最初の仕事開始年月 派遣会社

(場合によっては派遣先にも)

三井住友銀行カードローン 派遣先 現在の派遣先の入社年月 派遣先(難しいなら派遣会社)
三菱東京UFJ銀行バンクイック 派遣会社 派遣会社での最初の仕事開始年月 派遣会社、派遣先両方

勤務先情報というのは、
・勤務先名称
・勤務先住所
・勤務先電話番号
・事業内容
・職種
といった内容になります。

派遣会社の情報を入力する場合

派遣会社の情報を入力する場合、名称や住所電話番号は派遣会社のものになります。

「事業内容」→派遣会社は労働者派遣サービスなので「サービス」になります。

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(参照:アコム

「職種」勤務先での実際の仕事内容を入力します。例えば「事務」、「営業」、「販売」など、ここは人によってさまざまになります。

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(参照:アコム

「入社年月」現在の勤務先で仕事を開始した年月ではなく、派遣会社に登録し、最初の仕事を開始した年月を入力します。

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(参照:アコム

例えば最近ではIT関連や医療関連などの技術がある方が、あえて1つの勤務先で短期的な派遣で就労をし、期間満了になれば別の勤務先に移るというワークスタイルもあります。

「何年も派遣で同じ職種の仕事をしているが、1ヵ所での勤続年数が常に1年未満。カードローンの審査は厳しいかも・・・?」と不安な方も多いかもしれません。

しかし、派遣会社を勤務先情報として入力する場合は、勤務先が代わっても登録している派遣会社のトータルでの期間を申告するので、審査で不利にならないということです。

派遣の場合の在籍確認

上記の表でも説明しましたが、カードローンによって在籍確認を

・派遣会社に電話する
・派遣先(実際の勤務先)に電話する
・派遣会社と派遣先の両方に電話する

と、確認方法がそれぞれ異なります。

「どちらかというと派遣会社に在籍確認してほしい」、「勤務先の方が電話を受けやすい」と申し込み者の状況に違いがあるでしょう。

あらかじめどちらに在籍確認をするのか電話で聞けば教えてくれますし、相談することも可能です。

また、派遣会社というのは一般の会社よりもコンプライアンスに厳しい傾向にあります。カードローン担当者が個人名などで「○○さんはいらっしゃいますか?」と突然電話をしてきても対応してくれない可能性が高いです。

(参照:職場へ在籍確認の電話なしでカードローン利用できる?

派遣会社にあらかじめ在籍確認の件を相談する

派遣会社も多くの登録社員を抱えているものです。クレジットカードやカードローンの在籍確認に対応すること自体は珍しいことではないでしょう。

基本的に在籍確認に対応できないとしている派遣会社でも、あらかじめ在籍確認の電話が来ることを伝えることによって、対応してくれるケースもあります。

中には電話での在籍確認の対応は絶対にムリという場合もあります。その代わりの方法として、「在籍証明書なら発行できる」とする派遣会社もあるようです。

しかし、カードローン側が在籍証明書で対応してくれるとは限りません。

派遣社員の場合、在籍確認はカードローン側と派遣会社側の双方に事前に確認・相談するのがベターといえます。

派遣元の違いが審査に影響する?

派遣会社もいろいろあります。大手の派遣会社もあれば、中小規模の派遣会社もあります。

また、IT関連系や事務関連系、肉体労働系など職種に特化している派遣会社もあります。

さらに、同じような職種でも派遣社員に対する給料が良いところと悪いところがあったりもします。

派遣社員の方がカードローンに申し込む際に、そういった派遣元の違いが審査に影響するのでしょうか?

たとえば正社員の方でも、大手企業と中小企業では審査時のスコアリング点数に違いがでます。当然大手企業の方が倒産の可能性が低く、年収も高いと想定できるので、審査では有利です。

派遣会社もひとつの企業として、ある程度ランク付けされるのは当然といえるでしょう。

各カードローンの審査基準なので具体的にどの派遣会社が良いかというのは分かりませんが、登録している派遣会社がある程度審査に影響することは考えられます。

多くの良質な企業と契約している派遣会社や、派遣社員に対する給料が高額な派遣会社であれば、比較的安定した収入を得ることができると判断される可能性があるのです。

まとめ

正社員か、派遣か、アルバイトかといった事はカードローンの審査においてごく一部の情報ということです。勤務形態が審査の可否を決定付けるものではありません。

「審査はあくまでも総合的な判断」になります。

「自分のスコアリング点数は低いかも・・・」ということで審査に自信が無ければ銀行系カードローンではなく、消費者金融系カードローンに申し込むなど選び方に注意をすれば、実際に利用できる可能性もより高くなるでしょう。

(参照:選ぶ前に知っておこう!カードローンの3つの種類

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