208
カードローンでは「消費者金融系なら審査が甘い」、「銀行系は審査が厳しい」といったことが一般的によくいわれています。

しかし、「自分はなるべく審査の甘いところに申し込んだ方がよいのか?」、「厳しいといわれている銀行系に申し込んでも大丈夫なのか?」といったところが、わからない人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は、どういった人が審査で落とされやすいのか、落ちにくいのかを解説していきたいと思います。

スポンサーリンク

何を審査されるのか

例えば、もしカードローンの審査の基準が「年収」だけであれば、話は単純でしょう。しかし、実際はそうではありません。

カードローンの申し込みでは主に以下のような内容を申告します。

①お客様情報
②ご自宅情報
③お勤め先情報
④他社お借り入れ状況

基本的な個人情報から、「なんでこんな事まで申告する必要があるの?」と思うような幅広い内容になります。

しかし、この申告内容全てが「返済能力」を測る要素になり、総合的に判断して審査の可否を決めるのです。

そのため、例えば「フリーターで年収が低い」という人でも、ほかの点での評価が高ければ欠点がカバーされ、審査に可決する可能性もあるのです。

逆にいえば、それだけ複雑だからこそ、自分が審査に通るのか落ちるのかが、わかりにくいのです。

しかし、各申告内容でどういった判断をされるのかを理解していれば、自分が審査に通りやすいか落ちやすいかというのがある程度分かってきます。

審査で落ちやすい人、落ちにくい人、

今回は例としてアコムのインターネット申し込み画面を挙げながら、申告内容の項目ごとに説明していきます。

(参照:独自路線の貴重なカードローンアイフル)

お客様情報

okyakusamasgyo
(参照:アコム

まず、「お客様情報」は、
・氏名
・旧姓の有無
・生年月日
・性別・独身・既婚
・メールアドレス
を入力します。

審査に落ちやすい人
・ブラック
・他社借入れが多い
・ローン実績がない
・同時期に複数のカードローンに申し込んだ審査に落ちにくい人
・良好なクレジットヒストリーがある人

お客様情報から信用情報が確認される

「お客様情報」では、氏名や生年月日など基本的なことを入力しますが、この情報をもとに信用情報機関の記録(申込み者の過去のローン実績)がチェックされます。

信用情報機関の記録がブラックであれば、ほかの項目で評価が高くても、審査はかなり厳しいものになります。

ブラックというのは債務整理長期的な延滞があったなど、普通に返済しなかった人のことです。

旧姓がある人は、可能な限りで旧姓の情報も調べられます。ブラックの人が結婚などで氏名が変わったとしても、審査落ちする可能性は高いのです。

ブラックには「申し込みブラック」というものあり、一時期に3社以上申し込みをした人のことをいいます。これも信用情報機関でチェックされる点です。

また、ある程度の年齢にもかかわらず、ローン実績が全くないのも審査では不利になってしまいます。

(参照:ブラックって何?意外な理由にも要注意

他社からの借入れもここで確認される

他社からの借入れがいくらあるかというのは別の箇所で申告する必要がありますが、信用情報からも確認されます。

そのため、他社からすでに多く借りている人は不利になりますし、申告で嘘をついてばれれば致命的です。

独身か既婚かといった部分は、一概にいい切れなく、後で説明する「ご自宅情報」と関連してきます。

(参照:カードローンの申し込み時に嘘をつくとばれる?

ご自宅情報

zyuukyosadh
(参照:アコム

上記画像は「ご自宅情報」の一部分になりますが、以下のような項目があります。

・郵便番号
・自宅住所
・電話番号
・居住種類
・入居年月
・家賃・住宅ローン
・ご本人を含む家族人数(同一家計の人数)

審査に落ちやすい人
・住所不定(本人確認書と住所が一致しない)
・住まいが公営住宅
・居住年数が短い
・収入の割に家賃が高い
・養う家族が多い審査に落ちにくい人
・自己所有一戸建て
・自己所有マンション
・居住年数が長い
・実家暮らしで独身

住所不定他人の家に居候という状況だと、審査はまずアウトでしょう。借金を踏み倒される可能性が高いとみなされます。

持ち家よりも賃貸の方が審査で不利になりますが、特に低所得者向けの公営住宅は評価が低くなります。

居住年数は長ければ長いほど信用されます。賃貸であっても毎月家賃をきちんと支払ってきた=経済力があり、お金に対する責任感もあるという判断になります。

家族構成によって、必要になる生活費(現在および将来的に)が異なります。例えば多くの子供がいるといった状況は不利になります。実家で独身なら収入の多くが自由に使えると判断され、評価は高くなります。

影響は少ないですが、電話番号は自宅の固定電話と携帯電話の2か所入力欄があります。固定電話は無いよりあったほうが評価は高いです。

「ご自宅情報」からは、資産を所有しているか、毎月どのくらい出費があるかなど、さまざまな事がわかります。こういったことからも返済能力が判断されるのです。

③お勤め先情報

huashfjaaa
(参照:参照:アコム

上記画像は「お勤め先情報」の一部分になりますが、以下のような項目があります。

・会社名
・所属部署
・勤務先住所
・勤務先電話番号
・社員数
・事業内容
・入社年月
・勤務形態
・職種
・収入形態
・収入(年収)
・給料日
・保険証種類
・保険証区分

審査に落ちやすい人
・会社の規模が小さい
・勤続年数が短い
・アルバイトなど非正規社員
・自営業
・国民健康保険審査に落ちにくい人
・会社の規模が大きい
・勤続年数が長い
・正社員
・共済保険や組合保険に加入

極論からいえば、大きな会社の正社員(または公務員)で長く務めているような人が有利ということです。

アルバイトや派遣社員の人は、正社員の人に比べると、将来的にその仕事を辞める可能性が高いとみなされます。

自営業の人も今は黒字でも将来的に赤字になる可能性があるといったことで審査では不利です。

同じ派遣やアルバイトでも勤務先や派遣元の会社が小さいよりは大きい方がよいといった細かい部分も影響すると考えられます。

また、自営業でも弁護士や公認会計士、司法書士といった士業であれば評価はむしろ高くなります。

保険証について申告する箇所があります。一見関係なさそうですが、これも勤務形態を確認するものです。

自営業やアルバイトの人などが加入する国民健康保険よりも、公務員が加入する共済保険や規模の大きな会社の社員が加入する組合保険のほうが信用度や評価が高いのです。

(参照:アルバイト・派遣社員・フリーターでも借りれる?
(参照:自営業や個人事業主でも借りれる?

年収は利用できる金額に直結する

年収は高いほうがよいというのは当然ですが、審査の可否に影響するというよりも、いくらまで融資するかという部分に直結してきます。

そもそも消費者金融系カードローンでは総量規制の対象なので、年収の3分の1以上は融資できません。

例えば、年収の少ないフリーターの人でも、ほかの点で評価が高ければ、すんなり審査に可決するかもしれません。しかし、契約できる限度額が10万円などの少額になる可能性が高いのです。

審査は利用できるのか、できないのかを決めるだけではなく、いくらまで融資するかも決められるのです。

(参照:カードローンでいくらまで借りることができるのか

④他社お借り入れ状況

okariirazyoih
(参照:アコム

審査に落ちやすい人
・借入れ件数が多い
・借入れ総額が大きい
・嘘の申告をする審査に落ちにくい人
・借入れ件数が少ない
・借入れ総額が少ない

借入れ総額は致命的になる場合も

消費者金融や信販会社(クレジットカード会社)のカードローンは総量規制の対象になります。

すでに年収の3分の1くらい借りてしまっている人は、どんなに審査の甘いカードローンでも審査に落ちてしまうでしょう。

銀行系カードローンは総量規制対象外になりますが、すでに多く借りているという状況なら審査はより厳しくなります。

また、自己申告と合わせて信用情報機関でも借入れ状況はチェックされます。

ちょっとくらいの誤差であれば影響は少ないのですが、あまりにも現実と申告内容が違うということであれば審査否決になってしまいます。「嘘」もしくは「自分の借入れ金額を把握していない」とみなされるからです。

(参照:すでに持っているカードの総量規制と審査への影響

借入れ件数も影響

例えば、すでに3社から借入れているが、合計20万円しか借りていないという状況もあるかもしれません。

しかし、例えば3社それぞれの限度額が30万円だとすれば、今20万円しか借りていなくても、やろうと思えば明日追加で70万円、合計90万円まで借りることができます。

限度額30万円のカードローン1社から20万円借りているという人の方が安全なのです。

借入れ件数は、2~3社くらいまでが安全ラインです。4社からすでに借りているということであれば審査はかなり厳しくなるでしょう。

(参照:おまとめローンのタイミング

審査に自信がない場合どうすれば?

ここまで説明してきた各項目で「審査に落ちにくい」にほとんど該当していたという人であれば、どのカードローンに申し込んでも審査可決になる可能性が高いでしょう。

では逆に、「審査に落ちやすい」にあてはまる点が多かった人はどうすればよいのでしょうか。

<h3銀行系カードローンは避けて消費者金融系カードローンに申し込む

「審査に落ちやすい」にあてはまる点が多かった人は、まず、アコムやプロミスといった大手消費者金融系カードローンに申し込んでみるのがおすすめです。

それでも審査に落ちてしまったということであれば、次に検討するのは中小の消費者金融になります。

(参照:三井住友フィナンシャルグループの安心感SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)

中小の消費者金融ならブラックでもOK?

中小の消費者金融なら大手が否決とするところを可決にしてくれる可能性もあります。

例えば、大手ならブラックの人はかなり厳しい状況になりますが、中小の消費者金融であれば現状安定した収入がある、他社からの借入れも少ないという状況であれば可能性があります。

(参照:中小の消費者金融とは

借入れ前に高評価と低評価基準を把握しておく

各カードローン会社では審査基準は異なる可能性があります。また、どの点を最重視するかという違いもあるので、「こういう人なら審査に落ちやすい」、「こういう人なら落ちにくい人」という違いを一概にはいい切れない部分もあります。

しかし、「アルバイトよりも正社員が有利」、「賃貸よりも持ち家が有利」といったように、何が高評価になるか、何が低評価になるかといった判断基準はどのカードローンでも共通しています。

特に借入れを急いでいるという場合は1社目で審査をパスしたいところです。自分が「審査に通りやすいタイプ」なのか、「落ちやすいタイプなのか」をある程度は知っておいたほうがいいでしょう。

スポンサーリンク