カードローン07

消費者金融系などの場合ですと、「総量規制」という年収の三分の一までしか借りることができないという貸金法の規制があるので、昔に比べれば借り過ぎの人も少なくなってきましたし、金利の上限も低く改定されたこともあり、利用者がいわゆる「借金疑獄」に陥る可能性は減ったといえます。

しかし、こういった利用者を守る規制があったとしても規制内ぎりぎりまで借金をしてしまえば返済はそれほど簡単ではないですし、仕事や生活環境などが突然変わって以前よりも経済的に厳しい状況になるということは誰にでも起こりえることではないでしょうか。

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複数の返済を1つにして、返済を楽にする「おまとめローン」

例えば、年収300万円の人でも総量規制の範囲で100万円借りることができます。

A社40万円、B社30万円、C社30万円の3つのカードローン合わせて100万円の借り入れがあるという場合、それぞれの返済額は残高スライドリボルビングなどで比較的負担の少ない返済金額の設定になっていたとしても3つ合わされば結構大きな額になるのです。

さらにこの場合、それぞれのカードローンでの利用限度額が50万円以下ということが想定できます。限度額が低いということは、そのカードローンでの最大金利(例えば金利、年4.5%~18.0%の場合の「18%」)で融資を受けている可能性が高いのです。

その場合、毎月の返済額のなかに金利が含まれる割合が多く、元金がなかなか減らない、返済がなかなか終わらないという側面もあるというわけです。

そういった状況を助けてくれるのが「おまとめローン」ということです。

上記の例ですと、「おまとめローン」1社で100万円を借り入れるという状況にして、月々の返済を1社に絞ることによって返済額自体を減らします。

また、金利も下げることが目的なので、利息の割合を極力少なくし、完済を目指すというものです。

おまとめローンは審査は甘くない

おまとめローンはその特徴から、あたかも「多重債務者の救世主」のようなイメージを抱きがちですが、「困っている状況の人を助ける」といういうよりも、「返済できている人により良いサービスを提供する」と言ったほうが適切かもしれません。

あくまでも銀行が利益を得るための「商品」なのです。

そして、その審査は「複数のローンを抱えている前提」ではありますが、それなりに厳しいものになります。

それは、すでに大きな金額を借りている人というのは当然のことながら、他の人よりも返済できる可能性が低いからです。

ですので、「おまとめローン」のサービスを展開しているローン会社や銀行では審査の内容は通常のカードローンと大して変わりませんが、「最短30分、即日審査」などというスピーディーな対応はしません。じっくり審査されるということをあらかじめ認識しておきましょう。

おまとめローンの申し込み前の準備

上記のようにおまとめローンは審査が基本厳しいので、あらかじめできる限りの準備をすることをお勧めします。
まず、大前提として、今現在借り入れているカードローンなどの返済が滞りなく行われているかという部分です。

そして借り入れがもし4社以上あるのであれば、3社程度にしたほうがいいでしょう。例えば、「30万円、30万円、30万円、10万円」だったのを「30万円、30万円、40万円」にするということです。

この際、1社分をどうにか返済するか、もしくはこの内の1社に利用枠の増額を相談してみる必要があるかもしれません。

審査においては4社から借りている状況よりも3社のほうが印象が良いということです。

そして完済したローンに関しては、放置しておくのではなく、退会という形をとって「与信枠」自体を無くすということが重要です。

また、状況も人によってさまざまかもしれません。
おまとめローンは一般のカードローンのようにスピーディーに発行してもらってメリットがあるようなものでもありません。

一度窓口に行って担当者にじっくり相談してから申し込むというもの良いかもしれません。

審査のことや、実際の利用などについてあらかじめ予備知識があったほうが結果的に近道になる可能性があります。

消費者金融系カードローンの「借り換えローン」

おまとめローンの前にできる「借り換えローン」

上記のおまとめローンに申し込む準備として、「借り入れ先を4社から3社に減らす」と書きましたが、この際にひとつのカードローンから借り入れて別の借り入れをゼロにするというプロセスが必要なケースもあります。

しかし、そもそも「総量規制で年収の三分の一の限度まで借り入れているので、これ以上借り入れができない、利用枠の増額もできない」という場合もあるかもしれません。

そういった場合に有効な方法が「借り換え」という方法です。
現在、多くの消費者金融系カードローンでこの「借り換え」のサービスを展開しています。

「借り換え」とは、総量規制の例外事項となる「利用者が一方的に利益を得る」に当てはまるため、年収の三分の一以上の融資をすることが消費者金融でもできるというものです。

ですので、トータル100万円の借り入れがあって、その時点で総量規制上の限度額だったとしてもひとつのカードローンを完済するために一時的に例えば50万円オーバーの150万円の借り入れができるということです。

「借り換え」用のカードローンに借り入れ額をできるだけまとめて、他社の借り入れを完済するというものです。

「借り換えローン」の特徴

借り換えローンはおまとめローンよりも、「実際に今利用しているカードローン会社」を利用できるので、返済実績などに問題が無ければ比較的実現できる可能性は高いといえます。

「借り換え」に欠点があるとすれば、総量規制をオーバーしてしまった時点でそのカードローンが「返済専用」になってしまうということです。

さらなる借り入れができないという融通がきかない状況になりますが、現実的な完済という意味ではむしろメリットかもしれません。

借り換えで1社分の借り入れが無くなればトータルの借り入れ額は変わりませんが、月々の返済の負担を減らすことができます。

さらに、借り換えを利用した場合にそのカードローンの限度額が50万円から100万円などに増えた場合に「金利がやや下がる」というメリットが想定できますが、

それでも銀行系のおまとめローンと比較するとかなり高い金利になるはずです。

借り換えである程度借り入れ件数を減らした上で、
改めておまとめローンにするというのが、審査なども考慮した上で現実的なステップとなるのではないでしょうか。

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