カードローン012

カードローンのホームページを見ると、

①カードローンの名前
②限度額の最大
③金利

ほぼ必ずといっていいほど、トップページの真ん中にこの3つが記載されています。

あたかも「非常にお得な条件で融資してますよ~」というアピールにも見えますが、「金利」というのは実際ちょっと分かりにくい部分でもあります。

今回は、より賢くカードローンを利用するために、「金利」をテーマに説明していきます。

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カードローンの金利はなぜ幅があるの?

ほとんどのカードローンは金利●%~●%というように幅があります。

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(参照:三井住友銀行カードローン

(参照:消費者金融を追随するサービス三井住友銀行カードローン

上記は三井住友銀行カードローンのホームページ上の広告ですが、金利は4.0%~14.5%となっており、10.5%も幅があります。

ほかのカードローンも数字に違いはありますが、こういった幅があるのは同じです。

金利の知識がない人が見ると、
「もし利用したら金利は4%なのか14.5%なのか、それともその中間くらい?」
「仮に金利が14.5%だとしたらどうなの?ほかで借りるよりもお得なの?」

おそらくわけがわからないでしょう。

そもそも、こういった広告上の説明は、ざっくりしすぎているのです。

カードローンの金利に幅がある理由は

上記の三井住友銀行カードローンの広告をみると、契約極度額最高800万円となっています。

これも、知識がない人が見ると、「800万円も借りられるのか。高級車が買えるな・・・」と思うかもしれません。

(参照:カードローンでいくらまで借りることができるのか

金利は各利用者の限度額で決まる

三井住友銀行カードローンは最大800万円まで融資するので、申込みの際には「希望借入額」として、800万円まで申請することができます。

しかし、実際にいくらまで貸すかは審査での判断になります。

審査結果次第で、200万円を借りられる人もいれば、50万円までしか借りられないという人もいるのです。利用者ごとに限度額が異なるということです。

例えば200万円が限度額ならこの金利、50万円ならこの金利といったように、金利はその限度額に応じて決まるのです。

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(参照:三井住友銀行カードローン

上の表は三井住友銀行カードローンの各限度額(極度額)ごとの金利の一覧です。

例えば、限度額50万円であれば、“100万円以下”に該当するので、金利は12.0%~14.5%になります。

限度額200万円なら金利10.0%~12.0%ということです。

限度額が低いほど金利は高く、限度額が高ければ金利は低くなります。

金利というのは数字が低いほど利息(手数料)の割合が少なく済みます。

(参照:利息をグッと抑えて返すための返済方式の選び方

最低金利で利用できる可能性はゼロに近い

実際の限度額は審査次第で決まると説明しました。

三井住友銀行カードローンの広告では限度額800万円までとしていますが、実際にそこまで“高額な限度額で利用できる可能性はほとんどない”と考えていいでしょう。

カードローンの借入限度額は年収の3分の1がおおよその目安です。

理屈的には年収が2400万円以上あれば800万円の限度額になる可能性もないわけではありませんが、カードローンは無担保・保証人なしのローンです。

基本的にそれほど高額な融資はしないのです。

そのため、金利の低い方の数字というのは、ほとんど広告的な意味と思ってよいでしょう。金利は高い方の数字を着目したほうが比較しやすいのです。

(参照:本当に低金利?カードローンの金利の見方

消費者金融系は限度額ごとの金利設定は無い

三井住友銀行カードローンなど、銀行系カードローンの場合は上の表のように限度額ごとの金利が決まっています。

しかし、アコムやプロミスといった消費者金融系カードローンの場合は、そこまで明確な表示はしていません。

最高金利と最低金利だけが分かるといったケースが多く、限度額ごとの金利は分からないのです。

しかし、1つの目安として、消費者金融やクレジットカード会社というのは貸金業法の規制に基づいた金利で融資をしているので、最大で以下のような金利になります。

・10万円未満の融資:金利上限20%
・10万円以上、100万円未満の融資:金利上限18%
・100万円以上の融資:金利上限15%

例えば自分のカードローンの限度額が50万円であれば、金利は18%より高くなることはありません。限度額が100万円以上であれば、金利は15%より高くなることはない。ということです。

大手消費者金融の場合、どのカードローンも貸金業法ぎりぎりの金利での融資になる可能性が高く、金利を比較すれば、銀行系カードローンに劣る場合が多いです。

(参照:貸金業法ってなに?

金利の平均ってどれくらい?

カードローンの広告で金利4.0%~14.5%となっていたとします。

低い方の金利で利用できる可能性は低いということは上記で説明しましたが、高い方の金利14.5%というのは、ほかと比べて高いのでしょうか、低いのでしょうか。

カードローン全体の金利の平均が気になるところですが、カードローンは大手消費者金融やメガバンクなどだけではなく、地方銀行も含めればかなりの数があります。

厳密な平均値を出すのは困難ですが、代表的なカードローンを最高金利の低い順に並べてみました。

 

種類 カードローン名 金利(実質年率) 最大利用限度額
銀行 住信SBIネット銀行Mr.カードローン

(プレミアムコース)

2.49%~7.99% 1,000万円
信販 三井住友カード

ゴールドローンカードレス

3.5%~9.2% 700万円
銀行 イオン銀行カードローンBIG 3.8%~13.8% 800万円
銀行 みずほ銀行カードローン

(コンフォートプラン)

4.0%~14.0% 1,000万円
銀行 三井住友カードローン 4.0%~14.5% 800万円
銀行 楽天銀行スーパーローン 4.9%~14.5% 500万円
銀行 東京スター銀行スターカードローン 4.5%~14.6% 500万円
銀行 三菱東京UFJ銀行バンクイック 4.6%~14.6% 500万円
銀行 住信SBIネット銀行Mr.カードローン

(スタンダードコース)

8.99%~14.79% 300万円
銀行 セブン銀行カードローン 15.0% 50万円
銀行 じぶん銀行じぶんローン 2.4%~17.5% 800万円
銀行 オリックス銀行カードローン 3.0%~17.8% 800万円
消費者 プロミス 4.5%~17.8% 500万円
銀行 新生銀行レイク 4.5%~18.0% 500万円
銀行 ジャパンネット銀行

ネットキャッシング

2.5%~18.0% 1000万円
消費者 アコム 3.0%~18.0% 800万円
消費者 アイフル 4.5%~18.0% 500万円
消費者 モビット 4.8%~18.0% 500万円

最高金利で7.99%という住信SBIネット銀行Mr.カードローン(プレミアムコース)を除けば、金利14%前後であれば、比較的金利は低い部類になるというのがわかります。

大手銀行系のカードローンなら全て低金利と思っている人も多いのですが、中には消費者金融系カードローンと同じくらいの金利の会社もあります。

(参照:おすすめは銀行系?低金利のカードローン業者の選び方

金利の低いカードローンにデメリットはある?

カードローンに限らずローン商品全般的にいえることは、金利は低いほうがよいに決まっているということです。金利が低いこと自体になんらデメリットはありません。

「なるべく金利の高いカードローンを利用したいな~」という人はいませんよね。いたとすれば何か勘違いをしていることになります。

ではなぜ、各カードローンでこれだけ金利の違いがあるのでしょうか。

低金利=審査が厳しい=利用できない可能性が高い

金利の低いカードローンは人を選びます。金利の高いカードローンより審査は厳しくなるので、利用できない可能性が高いのです。

金利の高い消費者金融系カードローンの成約率は30~40%ほどです。申し込んで審査に通過できるのが約半数くらいになります。

低金利の銀行系カードローンであれば、10人申し込んで審査に通過するのは2~3人でしょう。

審査に落ちたほうが金利の高い=審査の甘いカードローンを利用するということになるのです。

成約率とは契約をした人÷申し込んだ人の割合です。大手消費者金融の場合データを公表しています。

(参照:どこが甘い?成約率が高いおすすめカードローン

低金利=審査が厳しい=審査に時間がかかる

慎重に審査をすれば、それなりに時間もかかります。

銀行の場合、各行で対応にばらつきがあるので一概にはいい切れませんが、金利の高めな消費者金融がもっともスピーディーというのは間違いないでしょう。

場合によっては「金利はさておき、とにかくすぐに借りたい」という状況もあるでしょう。そうした時にあえて消費者金融を選ぶというのも1つの方法なのです。

(参照:即日融資を受けたい人のためのキャッシング業者まとめ

業界トップクラスの低金利のカードローン

低金利のカードローン=審査が厳しいということですが、審査に不安がないのであれば申し込んでみるべきでしょう。

ここでは金利の低さでトップクラスのカードローンについて解説していきましょう。

住信SBIネット銀行「Mr.カードローン プレミアムコース」

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(参照:住信SBIネット銀行

 

種類 総量規制 土日祝の審査 専業主婦 在籍確認
銀行系 対象外 不可 不可
金利(実質年率) 申し込み対象年齢 即日借入れ 年金受給者 無利息期間
2.49%~7.99% 20歳~65歳 不可 なし
限度額 無人契約機 口座開設 アルバイト 借入れ方法
10万円~1,000万円 なし ATM・振込み

住信SBIネット銀行は三井住友信託銀行とSBIホールディングス(元ソフトバンクグループ)の共同出資のネット銀行です。

銀行としての知名度は高くないかもしれませんが、カードローン業界では金利の低さで有名です。

条件次第で金利-0.5%になる

デフォルトの金利は2.49%~7.99%と、この時点で十分低金利ですが、

(1)SBI証券口座保有登録済
(2)住宅ローン残高がある

上記いずれかに該当する方は、金利は0.5%マイナスされ1.99%~7.49%と、さらに低金利になります。

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(参照:住信SBIネット銀行

審査次第で「スタンダードコース」に

「プレミアム」というくらいですから、審査のハードルはかなり高めです。

住信SBIネット銀行ではこの「プレミアムコース」のワンランク下のカードローン「スタンダードコース」も扱っています。

申込み時にはコースを選べないので、結果的にどちらを利用できるかは審査次第になってしまいます。

ちなみにスタンダードコースは金利14.79%~8.99%(限度額最大300万円)と、銀行系カードローンとしては並のレベルになります。

(参照:低金利No.1住信SBIネット銀行「Mr.カードローン」

三井住友カード「ゴールドローンカードレス」

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(参照:三井住友カード

 

種類 総量規制 土日祝の審査 専業主婦 在籍確認
信販系 対象 不可 不可
金利(実質年率) 申し込み対象年齢 即日借入れ 年金受給者 無利息期間
3.5%~9.2% 20歳~55歳 なし
限度額(最大) 無人契約機 口座開設 アルバイト 借入れ方法
50万~700万円 なし 不要 振込み

三井住友カード「ゴールドローンカードレス」は、クレジット会社である三井住友カードのカードレスカードローンです。三井住友銀行のカードローンではありません。

貸金業法が適用される信販系カードローンです。

「ゴールド」という名前が付いているので、信販系とはいえ、審査のハードルは高いと考えられます。条件は指定していませんが、ある程度勤務年数がある正社員の方が対象になるでしょう。

カードが発行されないタイプのカードローンということで、借り入れや返済にATMは利用できません。振り込みだけになります。

利用実績に応じて最大1.2%金利が下がる

最高金利は9.2%と十分低金利ですが、遅延がなく良好な利用をすることで、翌年度に0.3%金利が下がります。

2年目、3年目・・・5年目で最大のマイナス1.2%され、最高金利は結果的に8.0%になります。

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(参照:三井住友カード

高額な利用が前提?

上の表でもお分かりかもしれませんが、最高金利9.2%が適用されるのは限度額290万円以下です。

通常、カードローン(銀行系)の場合、「100万円以下で金利がいくら、200万円以下で金利がいくら」と、もっと細かい限度額ごとに金利が設定されているものです。

また、三井住友カード「ゴールドローンカードレス」は、最低の限度額が50万円と高額です。

単に低金利なカードローンというよりも、高額な限度額も期待できるカードローンといえます。

しかし逆にいえば、信販系カードローンなので、年収の3分の1までの総量規制の対象です。やはりそれなりの収入がある人ではないと利用は厳しそうです。

カード有りの「ゴールドローン」も低金利

「ゴールドローンカードレス」(金利3.5%~9.2%)を紹介しましたが、普通のカード有りのカードローン「ゴールドカード」(金利3.5%~9.8%)もあります。

(参照:三井住友カードゴールドローン

金利0%!のカードローンも?

金利の低いカードローンを紹介してきましたが、忘れてはいけなのが、「無利息期間あり」のカードローンです。

「無利息期間」のあるカードローンを最大限に活用!

 

カードローン名 金利 無利息期間(最大)
ノーローン 4.9%~18.0% ・初回借入れの翌日から7日間

・完済した翌月に7日間

アコム 3.0%~18.0% 契約日の翌日から30日間
プロミス 4.5%~17.8% 初回借入日の翌日から30日間※1
新生銀行レイク 4.5%~18.0% 契約日の翌日から180日間
契約日の翌日から30日間
ジャパンネット銀行

ネットキャッシング

2.5%~18.0% 初回借入日から30日間

※1メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要

カードローンには上記のように「無利息期間」のあるものもあります。

一定の期間になりますが、無利息=金利ゼロということで、短期間で完済できるということなら一番低金利なカードローンということになります。

ただし、無利息期間のあるカードローンに限って基本の金利が高めなので、ずるずると長期的な利用になると利息の負担がのしかかってくるので注意が必要です。

(参照:知らないと損する!無利息カードローンを徹底比較

利用するなら金利の比較が重要

カードローンを選ぶ際には金利の比較は重要です。

しかし、貸金業法が改正される2010年以前にはグレーゾーン金利というものがあり、金融機関から借金する際、最高29.2%の金利で融資が行われていました。

現在、金利はどんなに高くても20%。年収の3分の1以上は融資できないという総量規制が制定されたので、以前に比べればどのカードローンを利用してもリスクは少ないといえます。

また、カードローンもたくさん申し込めば「申込みブラック」になってしまいます。1社目で審査落ちてしまったら、金利面を妥協して、より確実に審査に通るカードローンに狙いを定めるのも重要です。

(参照:グレーゾーンの金利ってなに?今は心配いらないの?
(参照:ブラックって何?意外な理由にも要注意

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